人口3400人の村に120万人が訪れ
町おこし、村おこしの役割を担う

 その最も象徴的な例が、先ほども紹介した群馬県の「川場田園プラザ」です。群馬県川場村は人口が3400人程ですが、ここに年間120万人の人々が道の駅を目指してやってきます。

 それまで何もなかった"過疎の村"に道の駅ができ、それを目当てに多くの人が集まる事例は全国に多いのです。そこには雇用が生まれ、関連する多くの業者も活気づき、潤います。

 道の駅で販売する農産物の多くは、農家が直接道の駅に持ち込み、自分で値段をつけ、自分で店頭に並べます。自分の作った作物をどんな人が買ってゆくか、目にすることができます。

 農家の担い手の多くは高齢者ですから、その人たちに生き甲斐が生まれます。さらに最近新しくできる道の駅の傾向として、災害時の防災拠点として機能を持たせるところも増えています。

 まさに地域活性化、総合観光案内拠点、地域のコミュニティセンターとしての役割が期待されているのです。

筆者が選ぶ
ユニークな道の駅10選

 全国の道の駅を巡ると、ユニークな面白い道の駅によく出合います。私が面白いと感じた道の駅を10カ所選んで紹介しましょう。

・ハウスヤルビ奈井江(北海道):29.2kmの日本一の直線道路道路沿いにあります

・縄文ロマン南かやべ(北海道):博物館を併設し中空土偶という北海道唯一の「国宝」が展示されています

・三田貝分校(岩手県):廃校になった小学校を改築、案内は黒板に書かれ、レストランでは学校給食も!

・とぎ海街道(石川県):全長460m、一度に1352名が座ったギネス認定の長いベンチがあります

・九頭竜(福井県):全長12mの恐竜「テラノザウルス」の親子が、大きく体を動かし空に向かって吠える!

・おばあちゃん市・山岡(岐阜県):直径24mの日本一の巨大水車にびっくり!

・奥飛騨温泉郷上宝(岐阜県):露天風呂のあるオートキャンプ場を併設、新穂高ロープウェイへ車で15分、そこから北アルプスに直行!

・おくとろ(和歌山県):日本唯一の「飛び地」にあり、通行困難な道路を延々と走ってたどり着きます

・鷹ら島(長崎県):毎月第2、4土曜日にマグロの解体ショーがあり、試食や購入ができます

・たるみず(鹿児島):錦江湾に面して長さ60mの無料足湯があり、目の前では桜島が噴煙を上げています