「男性の白いソックス、どう思う?」
2014年に、朝のニュース番組でこんなアンケートが取られていました。
なぜこのようなアンケートが取られたのか。都内の靴下専門店によると、「ちょいダサ」と称したスーツに白い靴下を履くことがオシャレとされ、白い靴下の売上が3割増になるという現象が起きていたからです。ちなみにこのアンケートでは、男性の白いソックス「好き」が42%、「嫌い」が58%という結果でした。
当時、ビジネスマナーも含めて就職支援をしていた身としては、これから就職支援者がこれを真似しないかとヒヤヒヤして見ていました。そこで今回は、私自身、当時を思い出しながら就職活動や職場での新入社員のトンデモ服装に焦点を当てて、紹介していきたいと思います。
スーツに白ソックスはあり?なし?
「知らない」と「オシャレ」の違い
さて、冒頭のスーツに白ソックスですが、ビジネスマナーという観点でいうと、靴下は基本的にパンツか靴の色に合わせるのが一般的であり、黒色や紺色がオーソドックスです。だからこそ「あえて」無視して、白いソックスを履くのがオシャレなのでしょう。
ですが、そうではなく白いソックスを「うっかり」履いているという場合もあります。オシャレではなく、ただ知らずに履いているという人です。
実は、就職支援の現場では20人に1人位の割合で白いソックスを履いて現れる人がいます。これはあくまで主観ですが、これから本格的に就活を始めるというとき、スーツに合ったソックスを全員が着用しているケースは意外と少ないのです。白いソックスを履いている理由もそれぞれで「黒いソックスがまだ購入できていない」という場合もあれば、「家にあった物を履いてきた」という人もいます。
特に普段のカジュアルスタイルではダーク系のソックスは全く履かないという場合、なかなか購入自体を失念してしまうこともあるようです。