ビジョンだけでは政治家は務まらない
〈書籍版での追記〉
政治家はどんな時も長期の目標を掲げ、同時にそこに到達するための短期・中期の問題への取り組みを示さなければならない。
長期の目標は目指すべき理想や理念である。オバマ大統領は明確な理念を示した点で高い評価を得た。それがノーベル平和賞である。しかし、そこに至るための手段や具体策で失敗した。
結果として、もともと最も熱心な支持勢力だったＮＹＴでさえも厳しい批判を展開するようになった理由もそこにある。
諸国がきちんと国際法を守り、世界の平和を達成するためには、現実論として強い力が働かなくてはならないということを肝に銘じたい。
【櫻井よしこ氏 最新刊!!】
内向化するアメリカ、
膨張する中国…
もう他国は頼れない。
テレビや新聞に蔓延る「俗論」を
人気ジャーナリストが一刀両断!!
［巻頭8P写真付録］
オールカラー口絵つき!!
混迷する米大統領選、南シナ海で暴走する中国、イギリスのＥＵ離脱…世界が「自国第一主義」へと傾いていく今、日本はもはや他国を頼りにはしていられない。そんな混沌とした時代だからこそ、いよいよ日本には「決意」が求められている。
国際政治や世界情勢にさほど関心のない人でも、「世の中の秩序が急速に変わりはじめていること」には気づきつつあるのではないだろうか？
「中国が傍若無人の振る舞いを加速させている理由は？」
「なぜトランプ氏のような候補がアメリカで支持を集めるのか？」
「日本を貶めようとする勢力との『情報戦』をどう闘うか？」
…など、テレビ・新聞では報じられない独自の切り口で、人気ジャーナリストが世間にはびこる「嘘」を斬る！
◆はじめに 「孤立主義」が蔓延する世界を生き抜く
◆第一章 戦後七〇年の岐路に想う
◆第二章 暴走する国家、緊迫するアジア
◆第三章 世界のパワーバランスが変わる
◆第四章 今こそ、決意の刻
◆第五章 動揺する世界、乗り切る覚悟はあるか
◆第六章 世界が待望する「凛たる国家」へ
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