「映画の主人公が理系人になってきた」
という気づきから、
『理系に学ぶ。』は始まった
川村元気さんが15人の理系人たちと対話した『理系に学ぶ。』では、解剖学者の養老孟司さんをはじめ、心臓外科のゴッドハンド・天野篤さん、宇宙飛行士の若田光一さんなど、錚々たる面々と川村さんが、「これから世界はどう変わるのか」「日本はどう変わるのか」「どんな未来が待っているのか」について、とことん語り合っている。
川村さんは、本書を「理系コンプレックスを抱える文系男が、2年間にわたって理系のトップランナーと対話し続け、目から鱗を何枚も落としながら、視界を大きく開かせていった記録」だと語る。
そして今回、番組の企画で同書『理系に学ぶ』をテーマに、川村さんとWBSの大江麻理子キャスターとの対談が実現。
映画プロデューサー、小説家という“文系”の仕事を手掛けている川村さんが理系に注目したきっかけを明らかにした。
「昔から、数学や物理が苦手で、化学や生物も嫌い。逃げるようにして、大学も私立文系に進みました。そして、今は映画をつくったり、小説を書いたりしているんですが、ある日気づいたんです。映画の主人公が理系人になってきていることに」
「スティーブ・ジョブズ、マーク・ザッカーバーグ、ビル・ゲイツ……。昔は映画の主人公といえば、小説家や画家やミュージシャンといった文系人だったのに、今は理系人が主人公になっている」
「僕は、映画の主人公は、世界の主人公だと思っているんです。映画にするべき人間しか、世界の主人公になれませんから。だから、これからも新しいものを生み出していくためには、もう『理系を学ぶ』ことから逃げるわけにはいかないんじゃないかと思ったんです」
世界の未来を知るために、誰もが「理系に学ぶ」時代なのかもしれない。
8月15日(月)、16日(火)
23:00~23:58
ワールドビジネスサテライト(テレビ東京系)
http://www.tv-tokyo.co.jp/wbs/