8/15月、16火の「ワールドビジネスサテライト(WBS)」で、川村元気著『理系に学ぶ。』(弊社刊)をベースにした特集「“理系”に聞く!世界の未来」の放送が決定。
「数学や物理が苦手で、ずっと避けてきた」という川村さんと、「『ド』がつくほどの文系で、理系にはずっと苦手意識があった」という大江麻理子キャスター。そんな二人が、なぜ今、理系に注目するのか?
「さまざまなスケールで現在進行形の科学技術を体験できる」日本科学未来館での対談で明かされる。
(撮影/池永一之、取材・文/古屋美枝)
大江麻理子キャスターが
理系に学んでわかったこと
「『ド』がつくほどの文系」を自認しながらも、宇宙飛行士にインタビューしたことから、宇宙に興味を持ち、理系の世界へ足を踏み入れたと言う大江キャスター。川村さんとの対談にあたって思いを明かしてくれた。
「理系のことをまったく知らずに生きてきたということは、世の中の面白さを半分も知らずに生きてきたのではないかと、とてももったいない気がしました」
その後、「宇宙ニュース」という番組を担当したり、「ワールドビジネスサテライト」内の「ニッポンの素材力」というコーナーで定期的に最新のテクノロジーに触れるなど、理系に学ぶ機会を増やしている。
「10年前にはなかったものが、いまはスタンダードになる時代。だからこそ、新しい技術や考え方を知ることは絶対無駄にならないし、自分の生活に生かすことができると思います」
大江キャスターは川村さんと同い年。そして、同じ文系育ちながら、理系に興味を持って、そこから逃れられなくなっているところに接点を感じ、『理系に学ぶ。』を読んで共感したという。
「いままでは、『理系』『文系』という言葉にとらわれて、お互いの領域に踏み込んではいけないもの、という思い込みがありました。でも、いまはそんな壁はなくなっていて、私たちの生活の中にある技術は、まさに理系と文系が融合したものを具現化したものなんですね」
番組では、『理系に学ぶ。』に登場する2人の理系人にも、大江キャスターがインタビューをする。
1人は、「ディープラーニング」を駆使して、製造業や農業などオフラインの世界での活用を目指す、人工知能(AI)の先駆者で、東京大学大学院特任准教授の松尾豊さん。
もう1人は、『鉄腕アトム』に憧れて、コミュニケーションロボットを作り続けながら、スマホの役割とヒト型ロボットが担う近未来を思い描くロボットクリエイターの高橋智隆さん。
大江キャスターが、理系のトップランナー2人からどんな話を聞き出すのか、楽しみだ。