TBS系『金スマ ~中居正広の金曜日のスマイルたちへ~』で「番組史上最も楽して痩せる食事術」として紹介され、爆発的な反響をみせた『内臓脂肪がストン!と落ちる食事術』(ダイヤモンド社)。美味しいものをお腹いっぱい食べて、なんならお酒も飲めるのに、運動なしでも痩せられるという驚きの食事術。この食事術を、やはり運動なしで半年間実践して10kg痩せた経験があり、現在70代にして20代の頃の体重をキープしている著者・江部康二医師が、もう2度と太らない医学的に正しいダイエット法を伝授! ひもじくなるようなカロリー制限は一切ナシ。お腹いっぱい食べていいし、筋トレもジョギングもしなくていい。
その体脂肪、運動ナシで落とす方法を教えましょう!

※本稿は、『内臓脂肪がストン!と落ちる食事術』(ダイヤモンド社)より一部を抜粋・編集したものです。

【医師が教える】間違いだらけの熱中症予防…死の危険性もある「ペットボトル症候群」にご用心Photo: Adobe Stock

危険な「ペットボトル症候群」とは?

【前回】からの続き その挙げ句、1日を通して血糖値が200mg/dlを超える高血糖状態に陥り、すい臓が弱ってしまうという悪循環が起こります。

すると最終的にはインスリンが機能しなくなってしまい、細胞が血糖を利用できなくなり、ケトン体が増えて糖尿病性ケトアシドーシス(酸性血症)という重篤(じゅうとく)な病態になります(本書139ページ参照)。

治療が遅れたら、死亡することもあり得ます。これこそがペットボトル症候群なのです。

脂肪が分解してできる「ケトン体」
その安全性と危険性

糖質制限食でもケトン体は増えますが、インスリン作用が保たれているので安全です

高血糖を続けてインスリンが出せなくなった状態でケトン体が増えるのが、危険なのです

熱中症の予防・治療の方法

熱中症の予防では何を飲めばいい?
▶ 0.1から0.2%程度の食塩水
(1ℓの水に1から2gの食塩)
推奨されている飲水量は?
▶高齢者を含む学童から成人が500~1000ml/日
▶幼児が300~600ml/日、
 乳児が体重1kg当たり30~50ml/日

日本救急医学会『熱中症ガイドライン2015』より 【次回に続く】

※本稿は、『内臓脂肪がストン!と落ちる食事術』(ダイヤモンド社)より一部を抜粋・編集したものです。