マスク×酷暑でも「熱中症を予防」する4つのコツと食べ方の極意とは?写真はイメージです Photo:PIXTA

2022年2月に気象庁が発表した最新の暖候期予報(3月から8月までの天候見通し)では、今年の暖候期の平均気温は平年と比べてやや高めと予想されています。つまり、今年は例年よりも“暑い夏”になる見込み、ということ。そして、昨年に続き新型コロナウイルスの影響により、マスク着用を求められる場面が多いことから、熱中症には例年以上に、より注意が必要となりそうです。今回は、熱中症予防のコツについて解説します。(管理栄養士 岡田明子)

「新しい生活様式」における熱中症予防4つのポイント

(1)夏のマスクの着用について

「新しい生活様式」において、基本的な感染対策としてマスクの着用は重要です。しかし、気温や湿度が高くなるとマスクを着けていることで「熱中症」になる恐れが高まります。マスクを着用していない場合と比べると、心拍数や呼吸数、血中二酸化炭素濃度、体感温度が上昇するなど、体に負担がかかるといわれています。

 夏場は、例えば、屋外で人と十分な距離(少なくとも2m以上が目安)が確保できる場合や人と離れて行う運動時などには、外すことも頭に入れておきましょう。

 マスクを着用する場合には、のどが渇いていなくてもこまめに水分補給を心がけましょう。また、周囲の人との距離が取れる場所で、マスクを一時的に外して休憩するのも良いでしょう。外出時は暑い日や時間帯を避け、涼しい服装を心がけましょう。