多くの問題が指摘される「Go To」事業に対し、星野リゾート代表・星野佳路氏は四つの改善点を挙げる。そのポイントは「盛り上げるのではなく、下支えする」。観光産業の復活へ、在るべきGo Toトラベルの姿とは?(聞き手/ダイヤモンド編集部編集長 山口圭介)

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CONTENTS
・Go To効果を見直す
・国内旅行市場の全体像とGo To
・Go Toの四つの改善策

星野リゾート#3-1
星野リゾート#3-2
星野リゾート#3-3
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星野リゾート#3-6
星野佳路(ほしの・よしはる)
星野リゾート代表
1960年、長野県軽井沢町生まれ。1983年、慶應義塾大学経済学部卒業。米国コーネル大学ホテル経営大学院修士課程修了。1991年、星野温泉(現在の星野リゾート)社長に就任。所有と運営を一体とする日本の観光産業でいち早く運営特化戦略をとり、運営サービスを提供するビジネスモデルへ転換。2001~04年にかけて、山梨県のリゾナーレ、福島県のアルツ磐梯、北海道のトマムとリゾートの再建に取り組む一方、星野温泉旅館を改築し、2005年「星のや軽井沢」を開業。現在、運営拠点は、ラグジュアリーブランド「星のや」、温泉旅館「界」、リゾートホテル「リゾナーレ」、都市観光ホテル「OMO(おも)」、ルーズに過ごすホテル「BEB(ベブ)」の 5 ブランドを中心に、国内外45カ所に及ぶ。2013年には、日本で初めて観光に特化した不動産投資信託(リート)を立ち上げ、星野リゾート・リートとして東京証券取引所に上場させた。2020年、星野リゾートは創業106周年を迎え、「星野リゾート BEB5土浦(茨城県・土浦市)」や「星のや沖縄」など、新たに5施設を開業。