「株式投資に興味があるけど、何から始めればいいの?」ーー。そんな株式投資ビギナーにおすすめしたいのが『5万円からでも始められる! 黒字転換2倍株で勝つ投資術』(馬渕磨理子著、ダイヤモンド社、6月16日発売)です。全国各地のセミナーで5年間にわたって個人投資家の方々にお伝えしてきた、的中率70%超の堅実な投資法を紹介しています。「黒字転換2倍株投資術」とは、四半期決算データで営業利益・経常利益が「赤字」から「黒字」に転換するタイミングの銘柄をいち早く見つけて買い、2倍になったら売るというシンプルな方法。「リスクを取りたくない、損切りの回数を減らしたい、でも利益は欲しい!」という堅実派の人にも始めやすい、マイルドな投資法です。本連載は、同書の中からエッセンスを抜き出してお届けします。これから株式投資を始めたい人、もっと勝率を高める方法を探している人、必読です。

初心者の方にもおすすめできる<br />堅実でローリスクの<br />株式投資の方法とは?Photo: Adobe Stock

転職で見つけた「究極の投資術」

初心者の方にもおすすめできる<br />堅実でローリスクの<br />株式投資の方法とは?馬渕磨理子(Mabuchi Mariko
経済アナリスト、認定テクニカルアナリスト
フィスコ金融・経済シナリオ分析会議 研究員
日本クラウドキャピタル マーケティング・未上場マーケットアナリスト
フジテレビ系列LiveNews αレギュラーコメンテーター
滋賀県出身。同志社大学法学部卒業、京都大学大学院公共政策大学院卒業、公共政策修士。2013年関西の某医療法人に入社後、資産運用トレーダー業務を始める。独力で財務・経営分析力を磨いた結果、資産を3倍にする。2015年独立系金融情報配信会社FISCOのアナリスに転身。上場企業の経営者を中心にインタビューし、個別銘柄分析や日本・韓国・米国経済等の市況分析に従事。入社当時、アナリストだった上司より「堅実な銘柄選定法」として「黒字転換2倍株」のノウハウを受け継ぐ。2017年からは日本クラウドキャピタルにも籍を置き、日本初の未上場マーケットアナリスト兼マーケティング担当として活動。雑誌・Webなど連載多数。「PRESIDENT」本誌にも多数記事を掲載。「プレジデントオンライン」の執筆記事は、2020年の半年間で累計6000万PVを超え、「日本一バズるアナリスト」ともいわれる。2020年11月ラジオ日経にて「馬渕磨理子の5分で教えて!ベンチャー社長」がスタート。初の著書『5万円からでも始められる! 黒字転換2倍株で勝つ投資術』をダイヤモンド社から2021年6月16日に上梓。(撮影・小原孝博)

 関西の医療法人でデイトレーダーを経験した後、縁あって2015年に投資家向けの情報提供会社フィスコに転職しました。

 このフィスコで、私は自分にピッタリな投資方法と出合うことができたのです。

 それが今回ご紹介する黒字転換2倍株投資術です。

 これは当時、上司だったアナリストの中村孝也さん(現フィスコ取締役)から直々に伝授されたものです。

 中村さんからは、「この方法は、初心者の方にもおすすめできる堅実でローリスクのやり方なので、ぜひ、これをマスターして私の代わりに世の中に広めていってほしい」と託されました。

 黒字転換2倍株投資とは、どういう方法なのか? ここで簡単にご説明します。

 この投資法は、それまで赤字体質だった企業が、業績の回復が期待でき、黒字転換する頃合いを見計らって、いち早く買いを入れる方法です。

 タイミングとしては、四半期決算毎に買い場がやってくると考えていいでしょう。

 通常、黒字転換する企業の株価は、その後、順調に伸びていく傾向にあります。

 たとえば、株価が500円だった企業が、黒字転換をきっかけに500円→600円、600円→800円→1000円というふうに伸びていきます。

 2倍になる期間は、ケースバイケースですが、早くて3ヵ月、通常は半年から1年、遅い場合で2年程度ということもあります。