沖縄Photo:PIXTA

2年連続1位の宮崎県を退け
沖縄県が大きく躍進

 新型コロナウイルス感染症の影響は現在も進行形で、私たちの生活は不便を強いられている。しかし、昨年と比較すると、このような生活スタイルにも慣れてきていることも事実だ。

 長期化しているコロナ禍の影響が深刻になっていると伝えられている中で、住民の「幸福度」はどう変化しているのだろうか。

 ブランド総合研究所は、都道府県ごとに住民の幸福度や居住意欲度、悩みや地域の課題、自治体のSDGsへの取り組みの評価などを数値化する調査『第3回地域版SDGs調査2021』を実施した。

 今回は、各都道府県の住民へのアンケートでわかった「都道府県『幸福度』ランキング」を紹介する。

※全国の男女約450万人の調査モニターの中から15歳以上を対象に、2021年5月1日~5日にかけてインターネットでアンケート調査を実施した。各都道府県の住民それぞれ350人ずつ回収し、調査時点で移転などの理由によりその地域に居住していない人を除く計1万6300人の有効回答を得た(回答時点で各都道府県に居住していない人は「無効回答」とし、集計から除いた)。

緑と食が豊かな都道府県が順位上昇
「幸福度」と「生活満足度」は無関係?

「あなたは幸せですか」という設問に対し、各都道府県の住民に5段階で回答してもらった結果を集計したところ、最も幸福度が高いのは沖縄県(78.1点)となった。しかも沖縄県の幸福度は、前年の72.2点から、大幅に上昇している。