「どんな人でも運がよくなれる」、それが風水の持つ力です。
そういうと、まるで魔法のようだと思われるかもしれませんが、風水とは、自分の力で運気を引き寄せるための法則を解き明かした学問であり、その法則をしっかりと守れば、どんな人にも自分の思い描く幸せが訪れるものです。
この連載では、風水とは何かを解き明かし、日常生活での「衣」「食」「住」「動」すべてを使って運を上げる方法を紹介しています。風水を知り、実践して、これまであきらめていた夢や目標を実現してみませんか?

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運がやってくる人と
こない人の違いはどこにある?

同じような行動をしていても、望む運がやってくる人とそうでない人がいます。その違いはどこにあるのでしょうか。

ひとつは視野の広さ。たとえばほしい運が恋愛運だとして、「とにかく恋愛運!」「ほかの運はいらない!」と考えている人と「いちばんほしいのは恋愛運だけど、ほかの運もほしいな」と考えている人とでは、見えているものの範囲が違います。恋愛運しか見ていない人は視野が狭いので、すぐそばにあるほかの運を見過ごしがち。

一方、「いろいろな運がほしい」と思っている人は、広い範囲が見えているので、恋愛運だけでなく、さまざまな運をとることができます。結果として後者のほうがたくさんの運が手に入るのです。

思い込みが強い人も運には恵まれません。ときどき「私、風水を全部やっているのに、運がこないんです」と言われることがあるのですが、本当に「全部」やっていたら、運がこないはずはありません。開運行動をしても効果が出ないのは、本当に大切なこと、やらなければならないことをやっていないからなのです。

特に考え方や態度など、日々の行動の根っこにあるベースの部分は見過ごされがち。そこに手をつけずに、服装やインテリアなど目に見える部分だけを変えて「やったつもり」になっていないか、よく考えてみましょう。

また、運はこちらが必死になって追いかけると、逆に逃げていってしまうもの。「絶対に結婚しなくちゃ」「今年中に彼氏を作らないと!」……そんなふうに自分にプレッシャーをかけるのは、心にも運にも負担でしかありません。

「絶対!」「必ず!」ではなく、「運が上がるといいな」というくらいの気持ちでゆったりと構えていたほうが、運はやってきやすくなりますよ

本原稿は、李家幽竹著『どんな運も、思いのまま! 李家幽竹の風水大全』からの抜粋です。この本では、風水とは何かを解き明かし、日常生活での「衣」「食」「住」「動」すべてを使って運を上げる方法を紹介しています。風水を知り、実践して、これまであきらめていた夢や目標を実現してみませんか?(次回へ続く)

必死でやっても逆効果、<br />「やったつもり風水」

李家幽竹(りのいえ・ゆうちく)
韓国・李朝の流れをくむ、ただ一人の風水師。「風水とは、環境を整えて運を呼ぶ環境学」という考え方のもと、衣・食・住、行動全般にわたるさまざまな分野でアドバイスを行っている。女性らしい独自のセンスで展開する風水論は幅広い層に支持されている。現在、テレビ・ラジオ・雑誌・セミナーなどで幅広く活躍。風水を仕事にする人材を育成するため、「一般社団法人 李家幽竹空間風水学会」を設立し、理事長をつとめる。
主な著書に、『ナンバー1風水師が教える運のいい人の仕事の習慣』『改訂新版 絶対、運が良くなる旅行風水』『絶対、運が良くなるパワースポット』『絶対、お金に好かれる! 金運風水』(以上、ダイヤモンド社)、『おそうじ風水』『運がよくなる 風水収納&整理術』(以上、PHP文庫)、『最強 パワーストーン風水』(秀和システム)、『李家幽竹の開運風水』『九星別365日の幸せ風水』シリーズ(以上、世界文化社)など多数。
オフィシャルウェブサイトでは会員限定の風水コンテンツを配信中。