「今の会社で働き続けていいのかな?」「でも、転職するのは怖いな……」。働き方が大きく変わるなか、悩みを抱える人は多いだろう。高卒から、30歳で年収1000万円超という驚きの経歴をもつ山下良輔さんは、そうした「転職迷子」たちから圧倒的な支持を得ている。山下さんは12月に出版した初の著書『転職が僕らを助けてくれる――新卒で入れなかったあの会社に入社する方法』で、自らの転職経験を「再現性のマニュアル」にして全て公開。
その戦略は「外資系やコンサル業界は、学歴エリートでなくても入れる」「職歴に一貫性はなくてもいい」など、これまでの「転職の常識」を塗り替えるものばかりだ。どうしたら人生を変える転職ができるのか、どうしたらいい会社選びができるのか。この連載では本書より一部を特別に公開する。

「全身ユニクロ」でも仕事で一目置かれる人がやっているたった2つのポイントPhoto: Adobe Stock

 仕事で清潔感を出すためにはどうすればいいのか。何より大切なのは「サイズ感」です。「ジャストサイズの服」を着る。最初はこれだけを意識してください。大きい服も窮屈な服も、着ている人がだらしなく見えます。

 ジャストサイズを徹底するため、僕は、スーツとシャツは、ネットで頼めるイージーオーダーでつくっています。フルオーダーに比べて安いですし、吊るしのスーツよりもフィット感があって、見栄えが圧倒的によくなります。

 僕は「FABRIC TOKYO」というお店を利用して、体型が変わってしまった場合は、ジャストサイズに買い替えています。価格はスーツの上下セットで7万円くらいなので、1~2着つくるだけならフルオーダーよりはかなり安いです。

 サイズ以外で僕がもうひとつ意識しているのが「仕事では、必ず無地の服を着る」こと。昔の僕がそうだったのですが、おしゃれが「中途半端に」好きな人ほど、柄物を中途半端に取り入れて清潔感が下がっている印象があります。

 最近は、オフィスカジュアル化が進んで、仕事で毎日はスーツを着ない人も増えていると思います。オフィスカジュアルが増えれば増えるほど、かえってセンスの悪いことがバレて、マイナス評価になってしまう……そんな事態を防ぐために僕がおすすめしているのが「困ったら、全身ユニクロ」です。ユニクロのなかでも「無地」の「モノトーンに近い服」を選ぶことで、確実に清潔感を手に入れることができます。

 なお、時間もかかるし、大変なので優先度は低いですが、「根本的に」見た目の印象を変えたいと思ったら

・やせる
・筋肉をつける

 この2つが一番効果があります。

 洋服をジャストサイズにするだけで、恰幅がよくてもやせていても合格ラインの清潔感は出ますが、そのレベルをさらに上げたいなら、服を着ている体のほうを鍛えるしかありません。

 僕は学生時代にラグビー部に入っていたこともあり、筋トレが大好きで今でもずっとハマっています。基本的に筋トレは(正しい方法でやれば)努力した分だけ、成果としての効果が返ってきます。そして、続けていれば積み上がり、成長していく。しかも、その成果は重量や回数といったわかりやすい指標で測ることができます。