昨年ヒットしたドラマ「グランメゾン東京」(TBS系)で、グルメ誌の編集長役を演じ、圧倒的な存在感を放ち脚光を浴びた、世界的トップモデルの冨永愛さん。その美しい佇まいや、研ぎ澄まされた立ち居振る舞いに、多くの視聴者の目は釘付けになったはず。
著書『冨永愛 美の法則』でも語られているように、美しい姿勢や動作は、カラダのある場所を意識することで、叶えることができるそう。
たとえば、「姿勢をよく」というと、多くの人は腰を反らせ、あごを引きすぎてしまうけれど、カラダに無理なく、美しい姿勢をキープする秘訣があるそうです。
今回は『冨永愛 美の法則』から一部紹介します。
美しい姿勢、動きの基本
立つ、座る、歩くといった日常の動きのなかで、最も大事なのが、「丹田(たんでん)」。
丹田は、動きの中心、エネルギーの源といわれているところで、下腹部──おへその約5センチ下、その約5センチ奥にあるとされる。
インドのヨガ、中国の気功、日本の武術でも重視される部位で、丹田を開発し、意識するようになれば、どんな状況においても、安定した自分を維持できるといわれる。
私は、そこまでの奥義はもちろん体得していないけれど、丹田を意識することで、動作が美しくなるのは確か。
さらに集中力を高めたり、心の揺れを鎮めることもできる。そうやって、ここぞというときに最高のパフォーマンスが発揮できる状態にしていくのだ。
本原稿は、冨永 愛著『冨永愛 美の法則』のレッスン2「美人オーラのつくり方」からの抜粋です。『冨永愛 美の法則』では、丹田を意識した美しい立ち方、座り方、歩き方のほか、スーパーモデルならではの美容テクニックもたっぷり収録されています。あなたもこの夏、「美しい人になる習慣」を身につけてみませんか?
冨永 愛(とみなが・あい)
1982年生まれ。17歳でNYコレクションにデビュー、一躍話題となる。以後長きにわたり世界の第一線でトップモデルとして活躍。そしてモデルのほか、テレビ、ラジオ、イベントのパーソナリティなど様々な分野にも精力的に挑戦。2014年より3年間の休業を経て、2017年秋復帰。日本人として唯一無二のキャリアを持つスーパーモデルとして、世界一流メゾンのランウェイに返り咲く。現在、チャリティ・社会貢献活動や日本の伝統文化を国内外に伝える活動、執筆のほか、2019年秋、TBSテレビ「日曜劇場『グランメゾン東京』」では主要キャストとして抜擢、女優としても活躍。公益財団法人ジョイセフ・アンバサダー、エシカルライフスタイル SDGs アンバサダー(消費者庁)。