摩天楼
村上卓郎
上海に渡った幸一は、三栄木材の顧問・伊藤隆嗣のことが気に懸る。中国コネクションを持つ隆嗣に、謎のフィクサーのイメージを重ねていたが、目の前…
2011.5.12
〈第3回〉城山三郎経済小説大賞は、異例の2作品が大賞受賞。惜しくも選から漏れたものの、大賞作に劣らぬ魅力があると各選考委員から絶賛された隠れた名作があった。
その作品とは『認命(レンミン)――さだめ』。
バブル期の日本になじめず、中国に渡った青年は、なぜ中国に残ってビジネスを続けるのか――。共産党の支配下で急成長する中国経済をリアルに描いた話題の経済小説が『運命回廊』と改題して、ついにWEBで連載開始!
村上卓郎
上海に渡った幸一は、三栄木材の顧問・伊藤隆嗣のことが気に懸る。中国コネクションを持つ隆嗣に、謎のフィクサーのイメージを重ねていたが、目の前…
2011.5.12
村上卓郎
半年ぶりに名古屋の三栄木材本社を訪れた幸一は、岩本社長からマレーシア材の販売高が年々減少していることを指摘される。解雇宣告を受けるものだと…
2011.5.11
村上卓郎
集団デートに参加した男子学生の祝平は、経済開放によって共産主義から資本主義へ転換しつつあるという。祝平がいう「共産という名の皇帝」に引っ掛…
2011.5.10
村上卓郎
悪友ジェイスンにそそのかされて、立芳の友達と集団デートをすることになった。隆嗣たち男子留学生5人は期待を胸に待ち合わせ場所へ行くと、女学生…
2011.5.9
村上卓郎
東洋ハウスの担当者を接待するために隆嗣が用意したのは、うら若い3人の女性たち。カップルごとにタクシーに分乗させて見送る隆嗣は「まるで女衒だ…
2011.4.28
村上卓郎
三栄木材社長の岩本は、新規取引を狙って、東洋ハウスの担当者を大連にある高級海鮮料理レストランに招いた。中国語を話せない岩本をサポートしてい…
2011.4.27
村上卓郎
検品を終えた幸一がホテルに戻ると、知らない電話番号からの着信があった。電話の主は、日本の三栄木材社長。「ちょっと話があるんだが……」という…
2011.4.26
村上卓郎
シンガポールで教育を受けた山中幸一は三栄木材のマレーシア駐在嘱託社員として働く。検品のため現地の工場を訪れた幸一を待っていたのは、ハードネ…
2011.4.25
村上卓郎
クリスマスパーティーの翌日、立芳が待ち合わせに指定したのは、大学裏にある長風公園。初めてのデートで二人の距離が近づくなか、隆嗣は中国へ留学…
2011.4.22
村上卓郎
<城山三郎経済小説大賞 話題の最終候補作 連載開始!>1978年、バブル景気に踊る日本の生活に馴染めなかった隆嗣は、逃げるような思いで、上…
2011.4.21