村上卓郎

1965年生まれ。大学在学中に中国へ留学。会社勤務にて貿易業務と海外駐在を経験。現在は独立して貿易仲介業を営む。初めて書いた『認命(レンミン)――さだめ』が第3回城山三郎経済小説大賞で最終候補に残り、選考委員から絶賛される。
第10回
摩天楼
村上卓郎
上海に渡った幸一は、三栄木材の顧問・伊藤隆嗣のことが気に懸る。中国コネクションを持つ隆嗣に、謎のフィクサーのイメージを重ねていたが、目の前に現れた隆嗣の姿に幸一は驚きを隠せなかった――。
摩天楼
第9回
会社の事情
村上卓郎
半年ぶりに名古屋の三栄木材本社を訪れた幸一は、岩本社長からマレーシア材の販売高が年々減少していることを指摘される。解雇宣告を受けるものだと腹を括ったが、社長から言われたのは意外な言葉だった――。
会社の事情
第8回
外灘
村上卓郎
集団デートに参加した男子学生の祝平は、経済開放によって共産主義から資本主義へ転換しつつあるという。祝平がいう「共産という名の皇帝」に引っ掛かりを感じる隆嗣。それは、かつて立芳が口にしたセリフだった――。
外灘
第7回
蠢動
村上卓郎
悪友ジェイスンにそそのかされて、立芳の友達と集団デートをすることになった。隆嗣たち男子留学生5人は期待を胸に待ち合わせ場所へ行くと、女学生に交じって、なぜか一人男子学生がいた――。
蠢動
第6回
暗路
村上卓郎
東洋ハウスの担当者を接待するために隆嗣が用意したのは、うら若い3人の女性たち。カップルごとにタクシーに分乗させて見送る隆嗣は「まるで女衒だな」と自嘲する――。
暗路
第5回
接待
村上卓郎
三栄木材社長の岩本は、新規取引を狙って、東洋ハウスの担当者を大連にある高級海鮮料理レストランに招いた。中国語を話せない岩本をサポートしていたのは、上海に留学してから18年後の隆嗣であった――。
接待
第4回
転機
村上卓郎
検品を終えた幸一がホテルに戻ると、知らない電話番号からの着信があった。電話の主は、日本の三栄木材社長。「ちょっと話があるんだが……」という社長の声に、幸一は悪い予感を感じた――。
転機
第3回
南洋の風
村上卓郎
シンガポールで教育を受けた山中幸一は三栄木材のマレーシア駐在嘱託社員として働く。検品のため現地の工場を訪れた幸一を待っていたのは、ハードネゴシエイターのミスター・リムだった――。
南洋の風
第2回
湖畔の風
村上卓郎
クリスマスパーティーの翌日、立芳が待ち合わせに指定したのは、大学裏にある長風公園。初めてのデートで二人の距離が近づくなか、隆嗣は中国へ留学に来た本当の理由を話す――。
湖畔の風
第1回
異郷の宴
村上卓郎
<城山三郎経済小説大賞 話題の最終候補作 連載開始!>1978年、バブル景気に踊る日本の生活に馴染めなかった隆嗣は、逃げるような思いで、上海の大学へ留学する。悪友ジェイスンに誘われて参加したクリスマスパーティーで出会ったのは、辛辣に中国の体制批判をする女学生、江立芳だった――。
異郷の宴
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