橋本裕之

盛岡で焼肉屋の定番メニューといえば、この盛岡冷麺だ。冷麺というと、そば粉のはいった、灰色の麺を想像することが多いと思うが、この盛岡冷麺に使われる麺は白い麺である。

宮崎を代表する鶏料理が『もも焼き』。宮崎のもも焼きは、鶏を皮ごと大きくブロック状にカットして炭火で焼く。そして鶏の表面の脂に煤がまざり、黒っぽい外観なのが最大の特長だ。そして、非常に歯応えがある食感も印象に残る。

関西風の焼き方を活かしたうなぎ料理、名古屋発祥の『ひつまぶし』は、おひつに入れたご飯とうなぎのほかに、ネギやわざびなどの薬味と、出汁が付く。この薬味と出汁で合計３つの味を楽しむのが愉しみ方だ。

沖縄料理は今や全国でもっともポピュラーな郷土料理のひとつだ。特に東京では今や数多くの沖縄料理店が展開され、いつでも、どこでも、沖縄料理が食べられる。沖縄料理が、現代に受け入れられた理由はたくさんある。

震災から早くも4ヵ月が経とうとしているが、東京の様々な飲食店では、数々の『震災復興』を銘打ったメニューが展開されている。そういえば、東北の日本酒は全般的に売れているという話を、飲食店の関係者からこの間も聞いたばかりだ。