ヘルスデーニュース
「夜型の生活リズムが寿命を縮める」と言われる本当の理由
夜型の生活リズムはあらゆる原因による死亡リスク(全死亡リスク)や心血管疾患による死亡リスクのわずかな上昇と関連することが報告されている。しかし、寿命に有害な影響を及ぼすのは夜更かしそのものではなく、夜更かしに伴いがちな喫煙や飲酒であるとの研究結果が報告された。

コーヒーの眠気覚まし効果は「カフェインのおかげ」という通説を覆す新解釈
眠気覚ましにコーヒーを飲む人は多いが、コーヒーの覚醒作用は、カフェインだけによりもたらされるわけではないようだ。ジャウメ1世大学(スペイン)のMaria Picó-Pérez氏らが実施した研究で、カフェインを摂取しただけでは、コーヒーを飲んだときに得られる効果の一部しか得られないことが明らかにされた。

親子関係「あまり満足していない」妊婦は高血糖のリスクか、東京医科歯科大が調査
妊娠中に高血糖を来すリスク因子の一つとして、両親との親子関係に着目した研究結果を、東京医科歯科大学の藤原武男氏らが報告した。

新型コロナ軽症でも「精液の質」低下のリスク、欧州ヒト生殖医学会で報告
軽症で済んだとしても、新型コロナウイルスに感染することで、長期的に精液の質が低下する可能性についての研究結果が、欧州ヒト生殖医学会で発表された。

猫の避妊は「手術より注射」が有望?小規模研究で高い効果が判明
猫の個体数を抑制するための手段としては、生殖腺を外科的に摘出する不妊手術が主流であるが、より効果が高く安全な避妊法として、1回の注射で済む避妊治療が有望であることを示した小規模研究の結果が報告された。

男性3000万人がEDに悩む米国「塗るタイプ」の治療薬が処方箋ナシで買えるように
米食品医薬品局(FDA)は6月9日、22歳以上の男性向けの勃起不全治療用ゲル剤MED3000(商品名Eroxon)に対して、処方箋を必要としないOTC製品としての販売を初めて承認した。これにより、勃起不全を抱える男性は、症状の治療に外用ゲル剤を使用するという選択肢を持てるようになる。

子ども時代の「おたふくかぜワクチン」の予防効果、成人期には低下する?
米ジョージア大学のDeven V. Gokhale氏らは、流行性耳下腺炎(ムンプス、おたふくかぜ)ワクチン接種率の高い複数の国での同疾患のアウトブレイク再燃を踏まえ、米国の、年齢構造化した疫学、人口統計学的属性、およびワクチン接種に関する時系列データを基に、伝播メカニズムモデルを用いて尤度に基づく仮説検定を実施した。

「治療困難」な細菌性肺炎の治療薬、米FDAが承認
米食品医薬品局(FDA)は5月23日、細菌性の院内肺炎および人工呼吸器関連細菌性肺炎に対する新しい治療薬として、Xacduro〔一般名sulbactam for injection(スルバクタム静注用);durlobactam for injection(デュロバクタム静注用)〕を承認した。投与対象は18歳以上で、静脈内投与される。

クルマを運転する時「気が散りやすい」のは若者or高齢者どっち?
買い物袋の持ち運びや車の運転のような努力を要する身体動作を行う際に、その動作とは関係のない物事に気を取られやすいのは高齢者か若年者か。米カリフォルニア大学リバーサイド校のLilian Azer氏らは、高い運動努力を要する状況下で妨害が入る状況を想定した研究を行った。

「リンゴは医者を遠ざける」って本当?研究でわかったポリフェノールと加齢リスクの関係
フレイルとは、加齢に伴い身体機能や認知機能に衰えが生じている状態を指す。フレイルを予防するための食事に関する推奨では、通常、タンパク質の摂取に力点が置かれている。しかし米ベス・イスラエル・ディーコネス医療センターのOei氏らは、健康に有用な食品は他にもあるはずとの考えのもと、フラボノイド類(ポリフェノール類の一種)の摂取がフレイルの発症に及ぼす影響について検討した。

2型糖尿病患者の「死亡リスク」上げる飲み物、下げる飲み物は何?
米ハーバードT.H.チャン公衆衛生大学院のQi Sun氏らは、2型糖尿病と診断されていた1万5,486人を解析対象として、2~4年ごとに実施されていた食事調査から、加糖飲料やその他の飲料の摂取量を把握。それらの摂取量と、全死亡(あらゆる原因による死亡)、心血管疾患の発症、心血管死のリスクとの関連を検討した。

筋肉の「霜降り化」が死亡リスクを上昇させる?内臓脂肪よりタチが悪い脂肪の正体
内臓脂肪が健康に良くないのは周知の事実だが、それよりもたちが悪い脂肪があるようだ。筋肉細胞の外側や筋線維、筋束の周囲に余分な脂肪が、「ステーキの霜降り肉のように」蓄積した状態になると、健康上の懸念が生じるという。

富士山に登ると約3割が「高山病」になる!ならない人は何が違う?
毎年20万人前後が富士登山に訪れ、その約3割が高山病を発症すると報告されている。大阪大学医学部救急医学科の蛯原健氏らは、高地で心拍出量が増加しない場合に低酸素症(組織の酸素濃度が低下した状態)となり、高山病のリスクが生じるというメカニズムを想定し、パイロット研究を行った。

【超カンタンに痩せる万能のダイエット法】やっぱり存在しないことが判明
現在、米国では数多くの人々がGLP-1受容体作動薬の処方を求めたり、断続的断食などの新しい食事療法を始めたりしている。しかし、それらの方法は、良好な体重管理を維持する近道ではない可能性が、解析対象2万人以上の研究の結果として示された。

歯医者の治療、途中でやめないで!糖尿病や高血圧、ぜんそく悪化リスクも
近年、口腔疾患、特に歯周病が糖尿病と互いに悪影響を及ぼしあうことが注目されている。近畿大学医学部歯科口腔外科の榎本明史氏らは、歯科治療を中断することが全身性疾患の病状に影響を及ぼす可能性を想定して、研究を行った。

「目に漂白剤が…」ChatGPTに相談したら医者を上回る回答に驚愕
人工知能(AI)を用いた自動会話(チャットボット)である「ChatGPT」は、登場してまだわずか数カ月しかたっていないが、患者に対する説明を人間の医師よりも分かりやすく、親切に伝える能力を既に備えていることが報告された。

食品包装材のナノプラスチックが脳に到達する可能性、体内の関門を突破する仕組みとは
微小なプラスチック粒子が血液脳関門を突破する仕組みについて研究を進めている研究グループが、その答えを見つけたことを報告した。研究グループは、「プラスチック粒子が血液脳関門を突破する仕組みを明らかにした今回の研究結果を受け、この分野の研究が前進する可能性がある」と期待を示している。

脳卒中予防のヒントが「冬眠中のクマ」に!13年に及ぶ国際研究で判明した事実とは
長い間、体を動かさないでいると、人間なら血行不良から命にも関わる血栓ができかねない。しかし、何カ月にもわたって眠り続ける冬眠中のクマにこうした問題が生じないのはなぜなのだろう。この疑問を解く鍵はあるタンパク質にあることが、ルートヴィヒ・マクシミリアン大学ミュンヘン(ドイツ)を中心とする国際研究グループが実施した13年にわたる研究から明らかになった。

病院で全員がマスク着用は「もはや適切ではない」、米ハーバード大研究結果
COVID-19パンデミックの発生を受け、医療従事者から患者や病院訪問者までの全ての人がマスクを着用する「ユニバーサルマスキング」が実施されてきた。公衆衛生上の緊急事態の終了が発表されているにもかかわらず、医療現場では広範囲なマスク着用がいまだに義務付けられている。米ハーバード大学医学大学院のErica S. Shenoy氏らは、医療現場におけるユニバーサルマスキングの有用性とその方針の維持がもたらす潜在的な負の影響について検討した。

「午前中だけ食べる」断続的断食の効果、ダイエットでカロリー計算不要
断続的断食は、カロリー計算が不要なため手軽で、減量効果に関する一定のエビデンスもあることなどから、近年人気の食事療法となっている。アデレード大学(オーストラリア)のXiao Tong Teong氏らは、摂食する時間帯を午前中に限定した断続的断食で、糖代謝の変化を研究した。
