アダム・グラント
人の成功を「手伝う人」こそが最も成功する理由【書籍オンライン編集部セレクション】
ジョブズ、シュミット、ラリー&セルゲイ……シリコンバレーの巨人たちの裏には、成功の全てを知り尽くした「共通の師」がいた!ジェフ・ベゾス、シェリル・サンドバーグ、ベン・ホロウィッツ他、シリコンバレー中の成功者に絶大な影響を与えた伝説のリーダーの「成功の方程式」とは?

第2回
人の成功を「手伝う人」こそが最も成功する理由
ジョブズ、シュミット、ラリー&セルゲイ……シリコンバレーの巨人たちの裏には、成功の全てを知り尽くした「共通の師」がいた!ジェフ・ベゾス、シェリル・サンドバーグ、ベン・ホロウィッツ他、シリコンバレー中の成功者に絶大な影響を与えた伝説のリーダーの「成功の方程式」とは?

ダイバーシティ研修は狙い通りの効果を上げているか
企業内で人種・性別の構成が多様化するなか、ダイバーシティやインクルージョンの推進は喫緊の課題となっている。大企業の多くがダイバーシティ研修を行っているものの、その効果を計測しているところはほとんどない。そうした研修は本当に効果を上げられているのか。価値ある研修を実践するためには、何をすべきなのだろうか。

フェイスブックの人事幹部と組織心理学者のアダム・グラントが、同社従業員に対する調査をもとに、人が働くうえで重視している3つの動機を特定した。筆者らによると、キャリア、コミュニティ、社会的意義の3つであり、これらは年齢や能力、職能に関係なく普遍的な欲求であるという。

上司への不満がなくても、社員が離職に至るのはなぜか。フェイスブックが自社を対象に行った調査から、人が仕事に何を求めているのかが判明した。本記事では、有能な人材を会社に留めるべく、彼らの要望に沿った職務設計を実現するための3つの方法が示される。

マネジメントで助け合う組織をつくる(その2)
助け合う組織をつくるには、「利用する人」に協力のインセンティブを与えるよりも「提供する人」を支援することが重要だと主張する。「提供する人」は親切心に伴いがちな3つの特質(気弱さ、頼まれやすさ、共感)により、生産的な援助が阻害されることが多い。本稿ではこれらの気質への対応を述べながら、リーダーが提供する人を引きつけ、利用する人には魅力的ではない組織を構築していくための方策を論じる。
マネジメントで助け合う組織をつくる(その1)
社員が見返りを求めずに他者を援助したり、知識を授けたりする「提供する」行動の多い企業は、業績もよいという。しかし、リーダーが「提供する」行動の重要性を認識し、組織に根づかせようとしても、競わせるような業績評価システムが存在したりすれば、社員は他者への援助をためらいがちになる。また、親切心にあふれた社員が提供する一方となり、自己主張の強い社員がそれを利用するばかりということも起こりうる。では、組織のリーダーが公平性を損なわずに組織に親切心を醸成するにはどうすればよいのだろうか。