猪熊兼樹 東京国立博物館特別展室長 1973年京都市出身。学位文学修士(関西学院大学大学院)。現職、東京国立博物館特別展室長。九州国立博物館研究員、東京国立博物館研究員、文化庁文化財調査官を経て現職に至る。著書『宮廷物質文化史』ほか。 東京で正倉院の宝物が見れる稀有な機会!展覧会担当者が見どころを一挙解説 猪熊兼樹 毎年秋、奈良国立博物館でのみ観覧可能な正倉院の宝物(ほうもつ)。しかし今年は天皇陛下の御即位を記念して、東京国立博物館でも展覧会「正倉院の世界展」が開催されている。1260年も前のものは、通常なら地中から発掘される。しかし、正倉院の宝物はきちんと倉に納められ、良好な保存状態を保って今日まで伝えられている。非常に希少な宝物の数々なのである。 2019年11月10日 5:50