
白井さゆり
日本銀行の元審議委員である白井さゆり氏は、日本銀行が次回の金融政策決定会合(6月13~14日)で、一段の正常化を進める可能性が高いと分析する。現下のインフレ動向やその持続性、円安圧力対処に向けて日銀が取り得る行動とは何か――。定量・定性の両面から先行きを大展望した。

日本銀行の元審議委員である白井さゆり氏が、日銀の指し示す二つの「フォワードガイダンス」を起点として、金融政策の現状と先行きに関し解説する。マイナス金利政策を含む長短金利操作(イールドカーブ・コントロール)の撤廃よりも、長期金利の観点で重要な日銀の「次の課題」とは。

植田和男氏を総裁とする日本銀行は、金融政策正常化に踏み切るのか。9月21~22日の金融政策決定会合を前に、元審議委員の白井さゆり氏が、政策の先行きや出口戦略の在り方などを分析した。

市場参加者による日本銀行への政策調整期待は根強いものがある。特に、10年物国債の金利を操作する政策に対し、調整を求める声が多い。元審議委員の白井さゆり氏が、注目度の高い日銀の政策調整と長期金利の行方を分析した。

植田和男氏を新総裁とする日本銀行の新体制が始動した。市場では、日銀が早期に金融緩和修正を行うとの観測が根強いが、実際にどのようなタイミングで動くといえるのか。元審議委員の白井さゆり氏が大展望した。

今春交代する日本銀行の新総裁に、政府が元日銀審議委員の植田和男氏の起用を固めたと報じられた。同氏が目指す金融政策の姿とはどのようなものか。元日銀審議委員の白井さゆり氏による特別寄稿をお届けする。
