藤井葉子
偏食の子どもに「おいしいよ!」が逆効果なワケ…好き嫌いを悪化させる親のNG行動とは?
食べない子専門のカウンセラーとして、多くのお父さんお母さんの悩みを解消してきた山口健太さんは、「子どもが食べ物を欲しがるのは栄養が足りていないせい」→「好きなものを食べさせて栄養を補給させなきゃ」と考えるのは間違いだといいます。たとえ満腹だったとしても、“デザートは別腹”のように好きなものなら食べられてしまうのが人間です。一方で、好きなもの以外はある程度お腹が空いていないと、口に入れようとはしません。これが続くと、好きなものだけ食べて、他のものを食べないことにつながり、偏食も固定化してしまうことに……。

子どもの「偏食・好き嫌い」で悩む人に伝えたい、心が軽くなる“たった1つのこと”
「うちの子、好き嫌いが多くて……何を作っても食べてくれないので困ります」「児童の偏食に困っているのですが、どうしたらいいでしょう?」など、子どもの食事にまつわる悩みを抱えている親御さんや先生は多いのではないでしょうか。偏食の子は増加傾向にありますが、「偏食の子にどう対応すればいいのか」に関しては、あまり知られていません。そこで、「偏食とはどういうものか」「そもそも子どもの偏食は改善すべきなのか」など、山口健太さんの著書『子どもも親もラクになる 偏食の教科書』(青春出版社)から、偏食の子との向き合い方のヒントをご紹介します。
