神戸郁人

ライター

かんべ・いくと/1988年、東京都生まれ。上智大学文学部哲学科卒業後、記者枠で一般社団法人共同通信社に入社。福岡支社、札幌支社、山形支局で勤務し、東日本大震災関連報道などに取り組む。2018年から2023年まで、朝日新聞社のウェブメディア「withnews」にて記者・編集者の職務を担い、宗教や障害、オタク文化、自己啓発本といったテーマについて取材。「人間が生きるための糧とは何か」との問題意識を持ち、記事を執筆した。その後もライフワークとしてライター活動を続けている。カレーとうさぎが好き。

「人材」ではなく「人財」と書いてしまう、親父ギャグから逃れられない日本人
神戸郁人
働き手を募る場面で「人材」をわざわざ「人財」と表記する例は多いが、ことさら強調されると、経営者本位のうさんくさい表記にも映る。この啓発的な言葉はいつ、どこから生まれたのか。国語辞書編纂者・飯間浩明氏の分析も踏まえつつ、真相に迫った。本稿は、神戸郁人『うさんくさい「啓発」の言葉 人“財”って誰のことですか?』(朝日新聞出版)の一部を抜粋・編集したものです。
「人材」ではなく「人財」と書いてしまう、親父ギャグから逃れられない日本人
「最幸です!」ってコトバ、最高にうさんくさい啓発じゃない?
神戸郁人
「最高」を「最幸」と書くことで、スポーツマンやビジネスマンの士気を鼓舞する効果が生まれる。だが、行政までもが用いるようになったことで、うさんくさい“お仕着せの感動?も見えてきた。本稿は、神戸郁人『うさんくさい「啓発」の言葉 人“財”って誰のことですか?』(朝日新聞出版)の一部を抜粋・編集したものです。
「最幸です!」ってコトバ、最高にうさんくさい啓発じゃない?
「頑張る」じゃなくて「顔晴る」って何?企業や体育会で親しまれる“自己防衛フレーズ”の成り立ち
神戸郁人
「頑張る」ではなく「顔が晴れる」と書く「顔晴る」表記は、2000年代中頃から使われだした。企業や店舗にとっては業績向上に向けた、スポーツ選手にとっては苦境を脱するための“強壮剤”として機能している。一方では、現代人をむしばむ“努力至上主義?をヒラリとかわす、魔法の言葉でもあった。本稿は、神戸郁人『うさんくさい「啓発」の言葉 人“財”って誰のことですか?』(朝日新聞出版)の一部を抜粋・編集したものです。
「頑張る」じゃなくて「顔晴る」って何?企業や体育会で親しまれる“自己防衛フレーズ”の成り立ち
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