大路直哉
「左利きは天才が多い」ってホント?「右脳神話」の横行に識者が警鐘
日本では長らく左手で箸を持つのは不作法と見なされてきたが、一方で左利きには才人や偉人が多いといった共通認識もある。「眠る右脳の潜在能力を引き出すため、左手を積極的に使う」という100年を超す議論の道のりを辿る。本稿は、大路直哉『左利きの言い分 右利きと左利きが共感する社会へ』(PHP新書)の一部を抜粋・編集したものです。

「左利きなのに右手を強制されて…」小学5年生が書道の授業で受けた仕打ち
左利きの最大の苦痛は文字を書くこと。横線は押して書くため筆先が引っかかりやすく、「はね」「はらい」などは部分的な反転が起こることもある。だからといって右手使いの強要は、精神的負担が増すため注意したい。本稿は、大路直哉『左利きの言い分 右利きと左利きが共感する社会へ』(PHP新書)の一部を抜粋・編集したものです。

【左利きは寿命が9年短い説】が物議を醸したワケ「明らかな誤り」と「否定できない現実」とは
「自動改札機を通過するとき腕をクロスさせなければならない」。こうした不便を日々感じる左利きは、右利きより「男性10年、女性5年」は短命と言われたこともある。左利きが直面する「右利き優先社会」の厳しい現実に迫った。本稿は、大路直哉『左利きの言い分 右利きと左利きが共感する社会へ』(PHP新書)の一部を抜粋・編集したものです。
