2024.7.7 「生物が遺伝子を残そうとするのは種の保存のため」が完全な誤りなワケ ある集団に、他の個体を生かすため自らを犠牲にして利他行動をとる個体がいるとする。その利他的な個体が持つ遺伝子のアレル(DNA配列)は、はたして淘汰されてしまうのだろうか?進化学者の著者が、最新研究を交えつつ解説する。本稿は、河田雅圭…
2024.7.6 ハチや植物は「分散投資」している?謎めいた生き物の世界をのぞいてみよう 自然選択によって生物の遺伝的変異や多様性が維持されるためには、ヘテロ接合遺伝型の平均適応度が最も高くなることが条件だと言われている。しかし、気温や天候といった環境変動の影響を受けて、同じ遺伝型でありながら異なる成長過程を辿り、多様…
2024.7.5 ダーウィンの進化論はどこまで正しいのか?専門家がイチから徹底解説! 集団に存在する遺伝的多様性が大きければ、環境が変化した際に個体の適応度を上昇させる有利なアレル(対立遺伝子)が含まれる可能性が高まるという。進化学の第一人者の著者が、遺伝的多様性のメカニズムを徹底考察する。本稿は、河田雅圭『ダーウ…