萩原卓見 KPMG FAS パートナー メガバンクや大手損害保険会社を経て08年KPMG FAS入社。金融機関を中心にマネー・ローンダリング対策、サードパーティーリスクなどの各種リスク/コンプライアンス管理体制の整備・構築、運用、高度化の支援を行う。 銀行業務のデジタル化で高まる「外部委託先」リスク、バーゼル委が公表した「管理の12原則」とは 萩原卓見,関 憲太,加藤菜穂子 銀行を取り巻くテクノロジーの発展や業務のデジタル化が進んでいる。これらは銀行のみでは成り立たたず、いわゆるサードパーティーの存在感は増すばかりだ。バーゼル銀行監督委員会は7月9日、市中協議文書「健全なサードパーティーリスク管理のための諸原則」を公表した。本稿では、市中協議文書における諸原則のうち、特に銀行において課題となるものについて概説する。 2024年10月2日 5:05