井野 修
「ベースを投げるか、スパイクを脱ぐか…」プロ野球審判員が34年間で見た「抗議パフォーマンスが面白すぎた」監督とは?
「退場!」――球審が人差し指を立てて腕を振るう勇姿は、プロ野球の“華”のひとつと言えよう。西武ライオンズで日本一6回の大監督・森祇晶でさえ、抗議からの退場処分に抗うことはできないのだ。また、ベースを引っこ抜いて投げ捨てるパフォーマンスで沸かせた、退場の“常連”監督もいた。ドタバタ退場劇の舞台裏を、元審判員がホンネで語る。本稿は、井野 修『プロ野球は、審判が9割 マスク越しに見た伝説の攻防』(幻冬舎)の一部を抜粋・編集したものです。

「あの審判代えなきゃ、俺はやらん!」日本シリーズ勝利の日、オリックス仰木彬監督が二塁審判に激怒した本当の理由
阪神・淡路大震災後オリックスが勝利し、『がんばろうKOBE』を盛り上げた1996年オリックスー巨人戦、ダイエーが悲願の日本一を遂げた1999年ダイエ―中日戦、全野球ファンが注目した王・長嶋の2000年「ONミレニアム対決」――プロ野球の審判歴34年を誇る井野 修氏が、忘れられない「日本シリーズ」の3カードを審判ならではの視点で語る。本稿は、井野 修『プロ野球は、審判が9割 マスク越しに見た伝説の攻防』(幻冬舎)の一部を抜粋・編集したものです。

「物理的にありえないフォーク」プロ野球審判員が34年間で見た「すごい投手」とは?
プロ野球の審判歴34年を誇る井野 修氏が、球審を務めた試合で「すごい!」と感じた4人の投手を挙げる。横浜の“大魔神”こと佐々木主浩のフォーク、中日のサウスポー・岩瀬仁紀のスライダー、同じく中日のサウスポー・今中慎二の緩急と快テンポ、巨人のエース・上原浩治の図抜けたコントロールのよさ。歴史に名を刻む投手を、球審にしか見えない景色から述懐する。本稿は、井野 修『プロ野球は、審判が9割 マスク越しに見た伝説の攻防』(幻冬舎)の一部を抜粋・編集したものです。
