浅井優汰 三菱総合研究所政策・経済センター研究員 あさい・ゆうた/三菱総合研究所 政策・経済センター 研究員 2022年東北大学経済学部卒。同年三菱総合研究所入社後、米国を中心とするマクロ経済の調査・分析に従事。経済指標・注目トピックを分かりやすく解説。その他、生活者1万人アンケート調査に基づき、日本の幸福度(ウェルビーイング)を多角的に分析 トランプ関税負担「8割」は米国の消費者・企業、FRBは「9月利下げ再開」で景気後退回避!? 浅井優汰 関税引き上げと減税、規制緩和を柱にしたトランプ経済政策だが、減税は景気を押し上げる力は限定的でコストの大半を米国の家計と企業が負う関税負担のマイナスを相殺する力はない。今後の米国経済の鍵を握るのはインフレ懸念のもとFRBが利下げに踏み出せるかだ。2025年9月以降、26年末にかけて計1%幅の利下げで景気後退は回避されるのがメインシナリオだ。 2025年8月7日 4:50