高橋真樹
「ユダヤ人が絶対的な被害者」ガザの痛みがイスラエルに届かないワケ
イスラエルの首都・テルアビブから、ガザやヨルダン川西岸地区までは、車で1時間と近い距離にある。しかし、イスラエルで暮らすユダヤ人たちには、あらゆる人道的危機に苦しみ続けるパレスチナの人々の声は全く届かない。なぜ、イスラエルの人々の胸は痛まないのか。その背景には、ユダヤ人が先祖代々から伝えられた「強い被害者意識」があった――。

なぜ世界はガザを見捨てたのか?イスラエルが手に入れた「格好の言い訳」
1993年にイスラエルとパレスチナ解放機構(PLO)の間で結ばれた和平条約「オスロ合意」。この合意は両者の共存を目指す重要な一歩と見なされたが、その後、和平交渉は停滞。現在も熾烈な紛争が続いている。その背景には、イスラエルだけでなく、パレスチナ自治政府の選挙で勝ったハマスを認めない世界各国の姿勢も関係していた――。
