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公益財団法人日本漢字能力検定協会
代替を「だいがえ」と読む人が増えたナルホドな理由
「代替」は「だいたい」か「だいがえ」か、「車幅」はなぜ「しゃふく」ではなく「しゃはば」なのか――。日本語には、音読みと訓読みが混ざった「重箱読み」や「湯桶読み」が数多くあり、日本人でも読み方に迷うことがある。実はこうした一見不規則な読み方には、漢字を日本語に取り入れた古代の日本人の工夫が隠されていた。なぜ「重箱読み」「湯桶読み」は生まれたのか、その意外な理由をひもとく。※本稿は、日本漢字能力検定協会編『漢字の大疑問 いつも使っているのに意外と知らない言葉の世界』(マガジンハウス)の田中郁也、阿辻哲次執筆部分を抜粋・編集したものです。

「臭」と「嗅」漢字の下の方がほんの少しだけ違うフクザツな事情
「臭」と「嗅」。どちらも「におい」に関係する漢字だが、よく見ると、「臭」の下が「大」なのに対して、「嗅」の右側は「犬」になっている。なぜ、似た意味を持つ漢字なのに、字形はそろっていないのか。実は「臭」も、もともとは「自(鼻)」と「犬」を組み合わせた漢字だった。戦後の漢字改革で「犬」の部分が「大」に簡略化された一方、「嗅」はなぜ「犬」のまま残ったのか。そこには、漢字の形をめぐる戦後の事情だけでなく、パソコンやスマートフォンなどデジタル機器の普及も深く関係していた。※本稿は、日本漢字能力検定協会編『漢字の大疑問 いつも使っているのに意外と知らない言葉の世界』(マガジンハウス)の阿辻哲次執筆部分を抜粋・編集したものです。

中国は邪馬台国や卑弥呼を馬鹿にしていた?「邪」「卑」が選ばれた意外な理由
「邪馬台国」や「卑弥呼」と聞いて、「なぜ『邪』『卑』のような、悪い意味を持つ漢字が使われているのか」と疑問に思ったことはないだろうか。歴史好きの間では、中国が日本を見下し、あえてこうした漢字を選んだという説がたびたび語られてきた。ところが、古代中国の発音辞典『広韻』を手がかりに音訳に使われた漢字を調べてみると、意外な事実が見えてくる。「邪」や「卑」は、日本を侮辱するために選ばれたのではなく、音を表すために選ばれた可能性が高いというのだ。いったい、どういうことなのか。※本稿は、日本漢字能力検定協会編『漢字の大疑問 いつも使っているのに意外と知らない言葉の世界』(マガジンハウス)の田中郁也執筆部分を抜粋・編集したものです。
