NISA入門
2014年12月27日公開(2016年8月23日更新)
ザイ・オンライン編集部

【NISA口座活用術】正しいNISA口座の使い方とは?

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 スタートから丸2年が経過し、3年目に突入したNISA(ニーサ:少額投資非課税制度)。NISAをきっかけに株を始めるという人も多いはず。NISAをフル活用するための方法を伝授しよう。

NISAでは値上がり益だけでなく配当も非課税になり。このような高配当を5年間もらいながら、最終的に株価の大きな上昇を取れることもあるのだ

【NISA口座活用術1】
夫婦でそれぞれ口座を開設して非課税枠を2倍に増やそう!

★夫婦なら年間240万円まで非課税枠を拡大できる

 値上がり益と配当に対しての税金がゼロになるNISAだが、残念なことに投資できる金額は1人年間120万円までという制限がある。現在、投資資金が1000万円あってもNISA口座では年間120万円までしか購入できない。つまり、ある程度資産を持っている人の場合、全体のほんの一部しかNISA口座で運用できないことになる。

 それを少しでも回避したいなら、夫婦でNISA口座を開設すること。そうすれば、倍の年間240万円までの枠に対しての利益や配当が非課税になる。たとえば2016~2023年の8年間(※現状の投資期間は2023年までのため)、2人で120万円の枠を使った場合、最大1920万円まで非課税になるのだ。

★ジュニアNISAが加わって節税効果がさらに強力に

  当然ながら投資額が大きくなって、値上がり益や配当が増えれば非課税メリットも大きくなる。例えば、240万円の運用では、30%の上昇で72万円の利益。課税口座なら20.315%の約14万6000円の税金が取られるが、NISA口座なら税金ゼロ。まるまる利益を享受できる。

 さらに、2016年から0~19歳までを対象にしたジュニアNISA(未成年者少額投資非課税制度)もスタートした。通常のNISAは20歳以上しか利用できないが、ジュニアNISAなら子供の名義で年間80万円まで非課税投資が行なえる。つまり、夫婦+未成年の子供2人なら非課税枠はなんと年間最大400万円に。

 ただし、ジュニアNISAの場合は18歳までは原則払い出しができない点には注意しよう。ジュニアNISAは、教育資金など子供の将来のための資産づくりに役立てたい。

【NISA口座活用術2】
値上がり益狙いか配当狙いかまずは投資の目的を決めよう!

NISAで株を買う場合、大型株で高配当の値上がりする株または小型株で値上がり益を狙う!

★成長株で大きな利益を狙うか、配当を着実に積み上げるか

 株を買う前に、NISA口座での投資の目的をはっきりさせよう。「手堅く配当金を積み重ねる」のか、「リスクをとって値上がり益を狙う」のかで買うべき銘柄は違ってくるからだ。また、減らしてはいけない老後資金なのか、余裕資金なのかも重要なポイントとなる。

 できるだけ安全に投資したいなら、財務が安定し、財務が良好な高配当株を狙おう。株価に一喜一憂することなく、NISAの非課税期間の5年間、配当を積み上げていくのだ。

 積極的に資産を増やしたい人は、小型株の成長力や業績低迷で大きく売られた株の復活に乗る、などの投資がオススメ。うまくいけば、予想以上に大きな利益を得られることも。

 投資資金が大きい人は、節税メリットを最大限享受するために、NISA口座にハイリターンが狙える銘柄を集中させるのもありだ。

 「活用術1」のように、夫婦でNISA口座を使うなら、2人で使い方を分けるのもいい。例えば、妻は配当狙い、夫は値上がり益狙いで銘柄を選べば、NISAで攻めと守りの投資がセットでできるのだ。

【NISA口座活用術3】
10万円株を複数買うことでリスクを分散&軽減しよう!

★安定的に運用するために業種や投資の時期を分散

 10万円株のメリットは手軽に投資できることだけではない。年間120万円というNISAの限定された枠の中でも、10万円株なら複数の銘柄に投資することができるのだ。

 例えば、1つの銘柄だけを持っていると、突発的な業績悪化があると、大きなダメージを受けてしまう。だが値動きの違う複数の10万円株を持っていれば、そのリスクを大幅に下げることが可能になる。

 分散には「銘柄」と「買う時期」の2つがある。基本的な考え方は、自動車、小売り、ITなど値動きの違う複数の業種の銘柄をそれぞれ年間数回に分けて買うこと。そうすることで、高値掴みを避け、より安定的な成果が期待できるのだ。

【NISA口座活用術4】
10万円株を年に12回売買して120万円の枠をフルに使おう!

★買いと売りを繰り返して投資のスキルアップにも!

 NISAでは年間120万円の枠まで買えるが、一度に120万円用意する必要はない。少額投資家もどんどん活用できる制度なのだ。

 日本株は投資単位の引き下げで、約1700銘柄が10万円台で買える。5万円以下で買える株も約800銘柄もある。

 ここで、NISAで株を始める人にオススメしたいのが、10万円株を年間12回売買して、120万円の枠をフル活用するやり方だ。これならたった10万円で120万円の枠を使い切ることができる。

 そして売買を繰り返すことで確実に投資スキルがアップする。株は、買いと売りができてこそ1人前。枠をフル活用しつつ、今年は練習のつもりで売買するのも悪くないのだ。

【NISA口座活用術5】
NISA口座を開設したら配当金の受け取り方も確認!

NISA口座は入金の仕方もカンタン!入金忘れに注意しよう

★NISA口座は手数料と取扱い商品で選べ!

 値上がり益と配当が「税金ゼロ」になり、活用しないともったいないNISA。だが、まだまだNISA口座を開設していない人も多く、開設していても配当に非課税になっていない人もいるようだ。

 NISA口座をこれから開設する人への注意点は2つ。
 1つ目は、NISA口座は1人1口座のみで、一回開設すると金融機関の変更は1年に一度しかできないこと。そこで、日本株や外国株を買うつもりがあるなら、証券会社の中から売買手数料と取扱い商品を確認して選択しよう。
 2つめは、金融機関によっても異なるが、開設手続きには最低でも2~3週間以上はかかること。各社所定の申込書のほか、住民票の写しとマイナンバー通知届出書、本人確認書類も必要になるので、思い立ったら、早めに準備して申し込みを行なうのがオススメだ。

 また、重要なのが配当金の受領方法。配当金の受け取り方法にはいくつかあるが、NISA口座で配当金が非課税になるのは証券会社の取引口座に配当が入金される「株式数比例配分方式」のみ。NISA口座を開設したら、配当金の受け取り方法も必ず再度確認しておきたい。

 最後に、せっかくNISA口座を開設しても入金を忘れていては、千載一遇の投資チャンスを逃してしまうことになりかねない。口座への入金はお忘れなく! また、多くの証券会社では、購入時にNISA口座かそれ以外の口座を使うかを逐次選ぶことになるので、うっかりミスをしないように気を付けよう。

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【2016年12月1日更新!】
◆NISA口座の株式売買手数料や取扱商品、キャンペーンを徹底比較!
 NISA投資で利用すると得する、おすすめネット証券はココだ!

株式売買手数料
(税抜)
取扱商品
住民表取得代行の
無料サービスの有無
国内株 海外株 投資信託
◆マネックス証券
無料
米国株
中国株
900本以上
(300本以上は
販売手数料無料)
あり
(12月30日まで)
マネックス証券のNISA口座のおすすめポイント】
日本株の売買手数料が無料なのに加えて、海外株(海外ETF含む)も購入時の手数料が全額キャッシュバックされる(=実質無料)。NISA口座で国内株の売買手数料が無料になるネット証券会社は複数あるが、海外株(海外ETF含む)の買付手数料が無料になるのはマネックス証券だけ! 低コストでNISAのメリットを最大限生かせるのでおすすめだ。さらに今なら、投資信託の販売手数料が全額キャシュバックされるキャンペーンが実施中!(12月28日まで)
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◆楽天証券
無料
米国株
中国株
アセアン株
2200本以上
(1000本以上は
販売手数料無料)
あり
(12月16日まで)
【楽天証券のNISA口座のおすすめポイント】
日本株の売買手数料が無料で、海外ETFの買付手数料も無料(売却時の手数料は必要となる)。海外株は米国、中国(香港)、アセアン各国と、幅広い銘柄が揃っている。さらに、投資信託のラインアップも2000本以上と充実しており、約半分は販売手数料が無料
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◆SBI証券
無料
米国株
中国株
韓国株
ロシア株
アセアン株
2200本以上
(1000本以上は
販売手数料無料)
あり
(12月31日まで)
【SBI証券のNISA口座のおすすめポイント】
日本株の売買手数料が無料、かつ海外ETFの買付手数料も無料(売却時の手数料は必要)。米国、中国(香港)、アセアン各国のほか、韓国、ロシアなど、NISA口座対応の海外株が充実しているので、海外株に投資したい人にはメリット大!
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◆松井証券
無料 × 90本
(すべて販売手数料無料)
なし
【松井証券のNISA口座のおすすめポイント】
日本株の売買手数料が無料で、取り扱っているすべての投資信託の販売手数料も無料! 海外株の取り扱いはないが、国内ETF(上場投資信託)やREIT(不動産投資信託)の情報が充実しており、分散投資した場合の運用シミュレーション機能などは充実。顧客満足度調査でネット証券の中で1位になるなど、豊富な情報ツール、サポート体制も充実だ。
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◆GMOクリック証券
無料 × × なし
【GMOクリック証券のNISA口座のおすすめポイント】
ここ数年、急激に株式市場での売買代金シェアを増やし、ネット証券の5強に割って入るなど、個人投資家の支持を集めているGMOクリック証券。NISA対応はしていないが、FXやCFDなど、商品ラインアップが豊富なので、NISAを入口にさまざまな投資に挑戦したい人におすすめ
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◆カブドットコム証券
無料
(※買付時のみ。
売却時は
90~1170円)

× 1000本以上
(500本以上は
販売手数料無料)
あり
(3月31日まで。
代行サービスを
利用しない場合は
500円プレゼント)
【カブドットコム証券のNISA口座のおすすめポイント】
個別株は買付時のみ手数料無料だが、「MAXIS 日経225上場投信」など13のETFは売買手数料が無料! さらに、NISA口座を保有していると、一般口座(と特定口座)の現物株式売買手数料が最大5%割引になる「NISA割」もお得! 500円から個別株に投資できる「プチ株」や、「プチ株」を毎月積み立て投資できる「プレミアム積立」も利用可能で、資金が少ない初心者向き!(ただし、「プチ株」「プレミアム積立」の場合は通常の手数料が必要)
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◆SMBC日興証券
125~1500円
(約定代金による)
× 700本以上
(250本以上は
販売手数料無料)
あり
【SMBC日興証券のNISA口座のおすすめポイント】
証券会社でトップクラスのIPO取扱実績を誇り、NISA口座でもIPOに参加できるので、公募価格の数倍になることもあるIPO投資で非課税のメリットを生かせるかも! 東証に上場する銘柄のうち、約2200銘柄に1万円から1000円単位で投資ができる「キンカブ(金額・株数指定取引)」もあるので、NISAの限度額120万円をムダなく使えるのも魅力。リスク分散したい慎重派にもおすすめ。
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◆岡三オンライン証券
99~1000円
(約定代金による)
× 160本以上
(50本以上は
販売手数料無料)
なし
【岡三オンライン証券のNISA口座のおすすめポイント】
NISA口座の売買手数料が有料なのは残念だが、そもそも一般口座(と特定口座)の手数料はネット証券でも割安で、FXやCFD(くりっく株365)などの商品ランナップが充実しているので、NISAをきっかけにいろいろな投資をしたい人にはおすすめ。
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◆ライブスター証券
80~400円
(約定代金による)
× 1本
(ひふみプラスのみ。
販売手数料無料)
なし
【ライブスター証券のNISA口座のおすすめポイント】
顧客満足度調査の「ネット証券 手数料部門」で1位を獲得するなど、売買手数料の安さはネット証券でもピカイチ! NISA口座しか利用しない株式投資初心者には他のネット証券ほどメリットはないが、NISAをきっかけに長期的に投資を始めたいなら、手数料が安いライブスター証券はおすすめ!
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