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【NTT】
ようやく見えてきた収益構造の転換
そこに降ってわいた“新たな難敵”

週刊ダイヤモンド編集部
【第2回】 2010年9月16日
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光回線を使った高速ブロードバンド通信は、バラ色の未来が喧伝される。巨額の赤字を出しながら、設備投資を続けてきたNTTだが、ようやく黒字化が見えてきたところで新たな難題が飛び出した。

 NTT東日本は、過去10年間続いていた「減収」から脱却し、初の「増収」に転じた――。

 8月5日、NTT(持ち株会社)は、2010年4~6月期の連結決算(米国会計基準)の純利益が前年同期比で12%増の1559億円となったことを発表した。

 今回の第1四半期決算の注目点は、これまで連結営業利益を牽引してきたNTTドコモとNTTデータが減益となった一方で、苦戦続きで長期低落傾向にあったNTT東西の業績が上向き、全体では増益に持ち込んだことにある。

 その大きな理由は、光回線などのIP(インターネット・プロトコル)関連の収入が、固定電話などの音声による収入の落ち込みをカバーするようになってきたからである。それは、下図1にあるように、経年の「純増数」(新規契約数から解約数を引いたもの)で比較すると一目瞭然だ。

 NTTは、08年に発表した「新中期経営戦略」のなかで、10年度末までにIP関連のサービスだけで、売上高構成比の3分の2まで拡大するという目標を立てている。三浦惺社長は、「第1四半期の時点で63%となっており、年度末までにほぼ達成できるのではないか」と前向きの姿勢を見せた。

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