「野菜から」食べるのが鉄則
メタボ防止と仕事の効率がアップ

 何度でも言おう。「野菜から」である。

 さらに言えば、まず、水、お茶、野菜ジュースなど飲み物を飲んで、一旦空腹を落ち着かせたうえで、野菜のような繊維質から摂る。血糖値の上昇が緩やかになると、インスリンの分泌量も抑えられる。

 インスリンには身体に脂肪を蓄える作用があるため、インスリンの分泌量を抑えるベジファーストは身体に脂肪をためにくい食べ方と言える。この野菜から食べる「ベジファースト」によって、「メタボ予防」になるばかりか、野菜で空腹をある程度緩和できるために、結果的に食べ過ぎを防ぐことにもつながる。

 しかし、なんと効能はそれだけではない。野菜から食べると仕事までできるようになるというのだ。正確には、食後の眠気を抑え、「仕事の効率」がアップする。

「眠気は血糖値が急激に上昇したあと、急激に下降するときに引き起こされます。野菜を先に食べると、血糖値の上昇が緩やかになり、緩やかな上昇後は、下降もまた緩やかになるため、眠くなったりやる気がなくなったりしにくいのです。また、最近の研究では、野菜ジュースでも野菜を先に食べるのと同様の効果があることがわかってきました」(道江さん)

 冒頭3つの問いのうち最初の問いの回答であるが、「ベジファースト」でメタボを防ぎ、仕事の効率までアップする。なんとなく、意識の高い「エリート」になった気分ではないか。いや、もちろん、エリートでなくても、意識が高くなくても、メタボを防いで健康に暮らす、午後さっさと仕事を片付けられるに越したことはないだろう。

 そして甘党、スイーツ好きのために、食後のデザートについても指南してもらった。「200kcal以内なら、プリン、小さいケーキ、アイスクリームなど食事のあとに食べるのもよいでしょう。ダイエット中なら100kcal以内が目安です」(道江さん)。

 ゼリーとプリンならゼリーが低カロリーだが、卵と牛乳でできたプリンは栄養価も高くてよい。寒天みつ豆は低カロリー、洋菓子は生地がブラン系(小麦のふすま)がよい、ドライフルーツやカットフルーツ、ヨーグルトもおすすめなど、細いことを言い出したらきりがないが、「おやつくらい、好きなものを楽しく食べましょう。その代わり、大きなポーションのものや、何個も入っているものは避けて、個包装のものにしてくださいね」(道江さん)

 以上で基礎編は修了だ。しかし、もう少し余力がある人は次のような「ワナ」にもはまらないよう注意してほしい。