マインドマップは
自己肯定感にもつながる

――最後にビジネスパーソンに向けて、マインドマップの効用をお伝えいただけますか。

大嶋 とにかく楽になるということですね。ぼくは人前で話すことがすごく怖かったし、予め用意した原稿に縛られていました。それは何回練習してもその状況からそう簡単には抜け出せなかったんです。マインドマップはいとも簡単に抜け出し、一歩踏み出せるツールであること。基本からやらないとわからないとは思いますが、そんなに難しいものでもないです。楽しみながら学んでほしいです。

 あともうひとつは、マインドマップを活用できるようになると自己肯定感につながるんですね。人前でパッと話せると自信がつくし、毎日頑張ろうとする肯定感がどんどん循環していくと思います。

――近田さんはいかがですか?

近田 大嶋さんと同感で、マインドマップの効能として、色々な意味で「楽になる」ことをまず挙げたいと思います。情報過多の時代、仕事で大量の情報を処理することが多いのではないでしょうか?経験上、そうしたときにマインドマップを使うと、抜群の情報処理力が発揮されて、たいていは難なく「楽に」、課題をクリアできます。

 日々の仕事の中で、小さな成功体験や達成感が積み重なると自信が生まれますし、マインドマップを日常的に使っていると、理解力、記憶力、問題解決力、創造力も自然に高まると感じています。

 マインドマップは使わないともったいないですね。ビジネスパーソンの道具箱に入れておくべきツールだと思います。

――頭の中を整理するのにも役に立つのでしょうか?

近田 もちろんです。マインドマップにかき出すとスッキリしますよ。

大嶋 頭の中で考えてると、グルグルグルグル回っちゃうから、スッキリしないんですよね。書き出しちゃうと、ハッキリわかるから。悩みごとをかき出すのもおすすめです。全部出しちゃうと、意外に楽になれます(笑)。

――本日はありがとうございました。

トーストマスターズクラブとは?
トーストマスターズはコミュニケーションとリーダーシップを学ぶ国際的な非営利団体です。135ヵ国で約33万人の会員が学んでいます。日本では約170のクラブ約4000人の会員がいます。
大嶋友秀さんは今新しく日吉トーストマスターズクラブを立ち上げています。関心のある方は、こちらまで!
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