上司が忘れっぽいタイプだとしたら、あなたはどうしますか?「忘れないでください」と文句を言いますか?それとも上司が忘れないように自ら工夫を凝らした行動を心がけますか?
部下にとって忘れっぽい上司の存在はストレスが溜まる要因の1つでもありますが、そんな上司との巡り合わせをむしろ楽しんでいる人もいます。今回は、忘れっぽい上司とうまく付き合っている人と、そうではない人の違いをご紹介しましょう。
部下との取引先アポを失念!
なのに逆ギレする上司に唖然
優柔不断、言うことがコロコロ変わるなど、困った上司のタイプはたくさんあれども、本当に困るのはどんな上司なのでしょうか?複数の20代若手社員に取材して出てきたのが「忘れっぽい上司」でした。
製造業の営業部門に勤務している入社3年目のUさんは、「上司が本当に忘れっぽくて困ってしまう…」と悩みを語ってくれました。
Uさんの上司はBさん(45歳)。部下が6名いますが、その部下に対して「この間言ったよね」「資料は渡したよね」と仕事についての確認を頻繁に入れます。それだけ仕事に対して几帳面な姿勢が目立つので、部外者からすれば、ミスなど起こすことがないように思えます。ところが実際は、Bさんが忘れることによる、仕事のミスが頻繁に起きています。
先日もUさんが取引先への挨拶に伺うアポイントでBさんに同行を依頼したのですが、Bさんが約束の時間を忘れており、Uさんは一人で取引先にいく羽目になりました。当然ながら「君の上司はどうしたの?」と取引先に聞かれました。そこで「急な対応で、社を離れられなくなりました。申し訳ございません」とその場しのぎの言い訳をしたのですが、
「君の会社は、取引先より社の都合を優先するのですね、わかりました」
と予想に反して相手の気分を害してしまいました。