こんな夫婦は、平均6年以内に離婚する
逆に、以下の4つの言動を日常的にくり返すカップルは、平均5.5年以内に離婚することがわかっています。
(1)批判
パートナーの欠点について、不満を述べる。
「あなたはいつも散らかして、私に片付けさせるのね。どうしてそんなにだらしないの?」(改善例:「一緒にお皿洗いをしてくれたら嬉しいな」)
(2)軽蔑
相手がまったくのダメ人間であるような、見下した言い方をする。
「ダメよ、そんなやり方!」
(3)防御
責任を否定する(「私だったら、そんなことしないけれど……」「あなたがそんなことをしなければ……」)。
コントロールできない状況を非難する。
責められるとパートナーの不満を受け止めずに即座に自己弁護をする(「あなただって完璧な人間じゃないでしょ」)。
(4)妨害
聞いていることを示す合図(うなずく、「うん、うん」「それで?」などの相づち)をせずに、石のように黙っている。
ジョン・ゴットマンいわく、「(結婚の達人は)自己弁護したり傷ついたりする代わりに、ケンカの最中にも愛情や相手への強い関心、敬意をさりげなく示します」。
対立を避けるのではなく、上手に扱うことが、円満な結婚生活につながります。これは、子どもとの関係にも同じことが言えます。
(この原稿は書籍『いまの科学で「絶対にいい!」と断言できる最高の子育てベスト55』から抜粋して掲載しています)