暮れ・正月といえば故郷を思い出す時期。スポーツ界も47都道府県の代表が力を競う大会が目白押しだ。

 まず高校スポーツ。23日からは高校バスケットボールの男女の日本一を決める「ウインターカップ」が始まる(29日まで)。25日には全国高校駅伝の男女、27日からは全国高校ラグビー大会(1月7日・決勝)、31日からは全国高校サッカー選手権(1月9日・決勝)が始まり、1月4日からは「春高バレー」全日本バレーボール高校選手権・男女が行われる(8日・決勝)。

 そして中学生から社会人までの各都道府県代表ランナーによる全国女子駅伝が1月15日に、男子の都道府県対抗駅伝が1月22日に行われる。スポーツファンは故郷の代表の実力を結構気にしているもので、大会の中継や結果速報を見ては一喜一憂するわけだ。

日ハム・コンサドーレが優勝の北海道
中日が最下位、グランパス降格の愛知

 ところで今年一年のスポーツ界を都道府県別に見ると、明暗が見事なほど分かれた。

 最も歓喜に沸いたところは北海道(とくに札幌)だ。プロ野球では北海道日本ハムがパ・リーグを制したうえ、日本シリーズではセ・リーグの覇者・広島を破って10年ぶりの日本一になった。大谷翔平という今や球界を代表するスターが投打で驚異的な活躍を見せたことなどもあって、札幌に本拠地を移して以来、最多となる207万8981人の観客動員を記録。地元がいかに盛り上がっていたかが分かる。

 また、Jリーグでは北海道コンサドーレ札幌がJ2で優勝。5年ぶりのJ1復帰を決めた。J2とはいえ優勝はやはり格別。J1でも下位に低迷したクラブのサポーターよりも応援のし甲斐があっただろうし、良い1年だったと振り返ることができるはずだ。

 それとは対照的なのが愛知。プロ野球は中日がセ・リーグの最下位に沈み、Jリーグでは「オリジナル10」の伝統を誇っていた名古屋グランパスがJ2降格の憂き目を見た。愛知、とくに名古屋のスポーツファンとしては散々な1年だったわけだ。ただし、スポーツにはこうした浮き沈みはつきもの。2010年には中日がセ・リーグ優勝、名古屋グランパスもJ1リーグ戦で初優勝と、愛知のチームがダブルでプロスポーツの頂点に立っている。