手帳をフェースに見立てて、180度回転させる。この手首の返しでボールがつかまり、飛距離アップが可能になる

 ゴルファーの悩みといえば、昔も今も「飛ばし」に関することであり、その悩みは歳をとるほど深くなっていきます。そこで今回は、体力が落ちても飛ばせる「力に頼らない飛距離アップ術」をレッスンしていきましょう。

 飛ばすためには、ヘッドスピードをアップさせることが必要不可欠であり、「ヘッドを走らせる」感覚をつかむことが第1のポイントです。インパクトゾーンで、ヘッドが手を追い越すようにスウィングすること。手や腕に力を入れて飛ばそうとするのではなく、まずは、力を抜いた状態でヘッドを走らせて、遠心力を働かせることが大切です。

 アマチュアは、手を走らせ過ぎてヘッドが走っていません。手元を大きく振り過ぎている人が多いので要注意。手元をもっと小さく振ったほうが、ヘッドが効率よく走るようになります。