メルセデスAMGは、高性能と贅沢さを併せ持った希有な存在として世界的に売れ行き絶好調とか。さらにセールスを後押しするため、ついに専売店が世界に先駆けて1月13日に東京にオープンした。
「AMG東京世田谷」と名づけられた世界初の専売店は、メルセデス・ベンツの大きな市場である東京・世田谷区の上野毛にオープン。環状八号線沿いで目を惹く建物は総床面積1000平米。
「従来のショップインショップ・コンセプト(メルセデス・ベンツ販売店の中にメルセデスAMGの専用コーナーを併設)から進化した同店舗は世界的に成功したAMGパフォーマンスセンターの次の段階に当たるロールモデルとなるものです」
メルセデスAMG社のプレスリリースは上記のように書き、今後の販売戦略の重要な布石と位置づけているようだ。
ユニークなのはAMG GT(記者会見当日には585馬力のAMG GT Rがお披露目された)に代表されるレースのイメージが強調されていること。
建物内部なのにレース場に足を踏み入れたかのようなしつらえで、床にはレースコースを思わせる赤と白のカーブストーンのペイントが。ていねいにタイヤ痕もつけられている。
銀座ソニービル下のTHE PARK・ING GINZAなどのように内部に外部を取り込んだトレンディな演出がおもしろい(THE PARK/ING GINZAの関連記事はこちら)。
顧客のメリットしては「AMG専用のケア」(メルセデスAMG)が謳われている。端的にいうと、そもそも高額なメルセデス・ベンツよりさらにスペシャルなメルセデスAMGモデルの特別性を強調するショールームなのだ。
「次の拠点は2017年内にシドニー」とこのために来日したメルセデスAMGのトビアス・ムアース最高経営責任者は教えてくれた。