特に1位の「<購入・換金手数料なし>ニッセイ外国株式インデックスファンド」は過去二度にわたって運用管理手数料を引き下げている。この投資家寄りの姿勢が多くの投信ブロガーの心の琴線に触れて、大差を付けての1位となった。今後、このファンドのように、純資産残高が大きくなったファンドは運用管理手数料を引き下げることが常識となると好ましい。

 投信ブロガーによるランキングのもう一つの特徴は、インデックスファンドが多いことだろう。上位3本はいずれもインデックスファンドだし、4位、5位も中身はインデックスファンドの組み合わせだ。

 仮に、積立投資で資産形成を行いたい場合であれば、1位の「<購入・換金手数料なし>ニッセイ外国株式インデックスファンド」を6割、9位の「「<購入・換金手数料なし>ニッセイTOPIXインデックスファンド」を4割の比率で、ネット証券を使って積み立てるといい。1000円単位で積立投資の金額を指定できる。

 なお、「ひふみ投信」のシリーズ「セゾン資産形成の達人ファンド」は、それぞれ運用者の判断で個別に投資銘柄を選ぶアクティブファンドだ。もう少し運用管理手数料が下がると嬉しいが、人気のあるアクティブファンドがあること自体はいいことだ。

 投信ブロガーによるランキングを参考に、良い投資信託を選ぶための三原則をまとめておこう。

◆良い投資信託を選ぶための三原則

その一、ノーロード(購入手数料なし)が当たり前。

その二、運用管理手数料(信託報酬)が安いものがいい。

その三、内外の株式のインデックスファンドを中心に投資する。

 概ね、この通りに考えていただいて間違いない。アクティブファンドにも期待したいが、もう少し運用管理手数料が下がるまで待ちたい。バランスファンド(内外の株式・債券など複数の資産クラスを組み合わせた投信)も悪くない場合があるが、筆者の意見としては、現状では、国内・海外とも債券に投資する部分が余計に感じる(「個人向け国債・変動金利型10年満期」でも持つ方がよい)ことを付け加えておく。

(経済評論家・楽天証券経済研究所客員研究員 山崎 元)