LINEでの業務連絡はアリ?
SNSが仕事に与えた影響

 デジタルツールが発達する中で、SNSというコミュニケーションサービスも普及してきた。ツイッターやフェイスブック、あるいはLINEなどだ。ビジネスパーソンに話を聞くと、これらも意外と仕事の変化に影響を与えており、それに戸惑いを感じている現実もあるようだ。

「ツイッターやフェイスブックで、自分の関わったプロジェクトなどを紹介している社員は多い。人によっては、そこで得た反応を上司に伝えたり、宣伝に活かしたりしている。ツイッターやフェイスブックは遊びのツールだと思っていたら、いつのまにかビジネスツールの一つになっていた。自分はまったく疎いので、これらに触れてこなかったことを悔やんでいる」(42歳男性/営業)

「飲食店に勤めているが、アルバイトに来る若い子は皆、ツイッターなどをやっている。一時期、若いアルバイトがツイッターでお客さまのことをつぶやくなどの事件があり、新人教育として必ずSNSモラルを指導することとなった。でも自分がやっていないので、『カギをかけてもダメですか?』などと言われると、細かいことがわからず焦りながら説明する」(43歳女性/飲食)

「学生のアルバイトが多い職場なので、LINEで業務連絡をするのだが、どうしてもあの軽い雰囲気で仕事のやりとりをするのが馴染めない。フレンドリーになるという意味では悪くないかもしれないが、同時にアルバイトと社員の距離が縮まりすぎて、緊張感がなくなった気がする」(44歳男性/サービス業)

 各種のSNSサービスが登場したとき、筆者はあまりビジネスとの関連性を考えなかった。しかし、どうやらこれも最近の仕事や会社におけるルール変化の一端を担っているようだ。

 確かに、最近は人や状況によって、仕事の連絡がフェイスブックやLINEで来るようになった。そしてLINEでは、総じて普段のメールより柔らかな文章、さらにはスタンプなども添えられてくる。もし仕事関係の人からスタンプが送られてきた場合、スタンプを送り返すべきか、送り返すならどんなものにするか、非常に悩ましくないだろうか。あまりにポップなスタンプを送るのはためらわれるだろう。

 SNSは、プライベートと仕事がごちゃ混ぜになっているからこそ、その中でのバランスが難しい。ここでの程よい立ち回り方も、「現代の仕事ルール」と関連がありそうだ。