つまり、日本では個人のお金の出し手が、ずっとチーズマカロニばかり食べさせられてきたということです。だから、他のものがわからない。比較のしようもないし、文句の言いようもないんです」
それはもしかするとこういうことではないか。多くの人が、お金のことをよくわからないままにしておいたことが、今の状況をもたらしてしまったということである。
お金についてしっかりした知識を持つこと。お金のことをしっかり教えること。その両方が日本で必要になっていることを、松本さんたちは確信していった。
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この連載は『預けたお金が問題だった。』(上阪徹著、ダイヤモンド社刊)を基に構成されています。
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