悪いプライマリー・クエスチョンは、思考を停止させる

 逆に、うまくいかない人は、真っ先にプライマリー・クエスチョンとして「一体どうすればいいんだろう?」と自分に問いかけ、「そんなのわかるわけないよ」とか、「どうしようもないよ」という答えで結局、思考停止状態になってしまうのです。

 とにかく重要なのは、この5つの質問パターンで、自問自答を繰り返していくことです。より詳しくは、次回に解説いたします。

堀江信宏(ほりえ・のぶひろ)
一般社団法人コーチングカレッジ 代表理事
1971年生まれ。立教大学卒業後、「文化の異なる人々の架け橋になりたい」と伊藤忠商事に入社。10年間、不動産事業、貿易事業、海外植林事業、コンビニエンスストア事業に関わる。 2004年、伊藤忠商事を退職しイベント企画運営会社を設立。心理学とビジネスに関するセミナーを年間200回以上主催。石原明氏、棚田克彦氏、マイケル・ボルダック氏などの講座をプロモートする。無名講師をプロデュースして、短期間でトップ講演家・トップコーチ・30万部ベストセラー作家・年収9000万円にするなどの手腕には定評がある。
スピードチェンジ・ジャパン株式会社にて800人の認定コーチを輩出し、一般社団法人コーチングカレッジにて600人の卒業生を育成。セルフプロモートにより自身も人気コーチとなり一時は申込が9ヵ月待ちに。
分かりやすいセミナーと親しみやすい人柄で、経営者から会社員、主婦、学生まで幅広く人気がある。2015年9月に悪性リンパ腫を宣告されたが、約半年間抗ガン剤治療に専念し、2016年春に寛解。ガンを「ギフトだった」と言い、さらなる幸せと発展に生かしたコーチング技術は、逆境にある人たちを励ましている。
訳書に『目標達成する技術』『人を動かす技術』等(累計30万部)がある。

※次回は、2月1日(水)に掲載します。