過去の自分にさえ嫉妬する人々

 さらに、同調査では37%の人が「自分の過去の楽しい投稿を見ると、今より昔のほうが幸せだったと感じることがある」としている。つまり、過去の自分にさえも嫉妬する人がいるのである。他人にも過去の自分にも嫉妬するとは、なんとも忙しい限りだ。楽しく愉快になるためにSNSを利用しているはずなのに、これではまるで自分を惨めな存在だと実感するために利用しているみたいなものだ。

 さらに、対人関係のトラブルが起こることもあり、「友達削除をされた」(61%)、「公開されたくない写真を友達が投稿した」(58%)といった回答も目立っている。

「友達削除」については、リアルな場で絶縁を突きつけられることはほとんどないにもかかわらず、SNSではボタンひとつでできてしまう。投稿が気に入らなかったのか、それともただ単に多くなりすぎた友達を整理しているだけなのか。いずれにしても、削除された側からすると、絶縁されたと同じようなショックを受ける。

 また、Twitterでは、フォローよりフォロワーを多く見せるためにフォローを解除する人もいる。フォロー数を「戦闘力」とみなしてマウンティングする輩にとっては、フォロー、フォロワーのバランスが自身の強さを表す指標となっているからだ。Twitterは気軽にフォロー解除できるぶん、不快な目にあう機会も多い。

嘘をついてまで「いいね!」を欲しがる承認欲求

 さらに、SNSを利用する際にもう一つ問題になるのが、「承認欲求」である。同調査によると、自分の社会的な存在価値を「いいね!」の数で測ろうとする人は多く、特に男性のその傾向が強いことがわかった。24%の男性が、「いいね!」の数が少ないと、自分に人気がないと思われるのではないかと心配しているという。

 男女含めた全体の数字でも、その傾向は顕著だ。同調査では、SNSを利用して嫌な気持ちになった理由として、「自分が投稿した写真やコメントに『いいね!』があまりつかなった」(54%)、「自分にとって大切な人が私の写真や投稿に『いいね!』しなかった/コメントしなかった」(54%)、「写真や近況アップデートの投稿で自分より友達のほうが『いいね!』の数が多かった」(42%)などが挙げられている。