作家、教育界にもの申す。「文系も理系科目を学べ!」
2009年4月初め 、日経新聞の「インタビュー 領空侵犯」コーナーで、作家の鈴木光司さんが「理系軽視に異論」として、次のような主張をしました。
・(日本では)組織リーダーには現状、文系出身者が多い
・これからのリーダーには科学する能力や論理性が重要
・文系も理系科目を学ぶべき
・理系担当教師に「面白さ」を伝える力が足りないことも問題
まったくもって、その通り(因みに私は、鈴木光司さんのデビュー作『楽園』 以来のファンです)。
同時公開される、日経ネットPLUS(2011年10月にサービス終了)でのフォロー企画「ちょっとまった 領空侵犯」に載せるということで、発刊日の直前にインタビューを受けることになりました。
改めて考えました。理系科目を学ぶ価値ってなんだろう。論理力を高めるためなのか? 科学する力ってなんだろう、いやそもそもリーダーにはどんな力が必要なんだろう……。
若手コンサルタントの「文系・理系あるある」
若手コンサルタントの「文系あるある」はこんな感じです。
プロジェクトの中盤、そろそろ種々の分析も進み、メッセージを決める頃です。数名の若手コンサルタントたちが、持てる限りの能力(と気力・体力)を駆使してクライアントへの価値を生み出していきます。
そしてマネジャーである私のもとに、文系出身のコンサルタントがやってきて言うのです。
「三谷さん、わかりましたよ!」「○○を変えればいいんですっ」
「お客さんの誰に聞いてもそう言ってました」