英紙「ガーディアン」は、2月10日に「ゴルフ外交」と題した記事を掲載した。「ドナルド・トランプ米大統領は、日本の安倍晋三首相が完璧なゴルフパートナーだと気付いたようだ。大統領のフェアウェイでの振る舞いに関するうわさを信じるなら、安倍首相はこの週末にフロリダのゴルフ場で彼のごまかしに目をつぶっていただろう」。
トランプ氏のゴルフでの不正は以前から多数報じられており、それを皮肉ったのだ。米ゴシップサイトの「ゴーカー」(2016年5月5日)によると、米誌「スポーツ・イラストレイテッド」の編集者は「トランプ氏はラフの草を刈り続けていたのに、彼のボールはなぜかミステリアスにグリーンに現れた」と証言しているという。
元ボクシングチャンピオンのオスカー・デ・ラ・ホヤも、トランプ氏と共にプレーした際の話を昨年5月、AP通信に語っている。
その記事によれば、トランプ氏の第1打は池に落ちた。第2打はOB、第3打は再び池に落ちて、第4打は茂みに飛び込んだ。ところが、トランプ氏は「おい、見てみろ、俺の1打目のボールがあるぞ」と指さした。フェアウェイの真ん中にボールがあった。続くパー3のホールでも、トランプ氏はティーショットを茂みに打ち込んだが、カートに乗ってグリーンに行くと、彼のボールはピンから3フィートの位置に止まっていた。