カツカツ経営でも、圧倒的成功を収める方法とは?
たとえば多くの企業では、事業戦略を立てるときに「SWOT分析」というフレームワークをよく使いますが、その結果わかるのは、ほとんどの場合が「うちには強みや機会は何もない」ということだけです。
人もお金も情報もない状態で分析するのだから、それも当然でしょう。
ちなみにSWOT分析とは、自社を取り巻く環境を「強み(Strength)」「弱み(Weakness)」「機会(Opportunity)」「脅威(Threat)」の四つの要因から分析する手法です。
強みも機会もないのであれば、どんな事業も「やらないほうがいい」という結論になってしまいます。今の時代にそんな分析をすること自体、ほとんど意味がありません。
それなら、何もないことを前提にして、「どうすれば必要なものを調達できるか」を考えるべきです。
ソフトバンクでは、「世の中にあるものを集めれば、自分たちが使える資源は無限大にある」と考えます。これぞ逆転の発想でしょう。
「何もないこと」を嘆くのではなく、「何もないこと」を強みにするにはどうすればいいかを考える。
そうすれば、必ず事業を成功させる糸口が見えてきます。