ラジオ番組の最後に
ナビゲーターから言われたこととは…
あるラジオ番組に出演した時のことです。
「なんだか秘書ってミステリアスな存在ですよね」
ナビゲーターの方に、番組の最後にこう言われてびっくりしたことがあります。なぜなら、外資系企業で10年間、エグゼクティブの秘書を勤めてきた私自身が、自分の職業を「ミステリアス」だと思ったことがないからです。
驚いてナビゲーターにその真意を尋ねると、「秘められた世界」や「ヴェールに包まれた世界」などと、ちょっと恥ずかしくなるような言葉とともに、こんなコメントが……。
「ボクたちの周りには秘書はいないし、一緒に仕事をすることもないから、どんな仕事をしているのかわからないんだよね」
このように、「いったい秘書はどんな仕事をしているのか」とお思いの方が多いようです。また、実際にリーダーの方から、「秘書にどんな仕事を任せたらいいのかわからない」「秘書にどこまで仕事をしてもらったらいいのかわからない」と、相談をよく受けます。
明日、4月26日(水)は、「Administrative Professionals Day(秘書の日)」。リーダーが、秘書をねぎらい、感謝を伝える日です。
一流のリーダーは、秘書に仕事を依頼する時、「ビジネス」と「プライベート」の領域を、どのように使い分けているのでしょうか?
「秘書の日」を迎える前日、今回は「秘書の視点」から、お伝えしたいと思います。