仕事をしていると、理不尽な目にあうことがあります。
「なぜそんなことを言われないといけないのか」
「こっちが悪いわけではないのに、どうして怒られるのか」
「自分のせいではないのに、あの言いようは納得いかない」
そんなふうに悶々としたことはありませんか?
仕事をしていると、相手の「勘違い」や「被害妄想」により、被害を受けることもあります。
先輩から「この前言っただろ!」(本当は言われていない)と怒られたり、同僚から「私のこと馬鹿にしているでしょ!」(そう思ってはいない)と突然ののしられたり、また、上司から「なぜいつも文句ばかり言って反発するんだ」(文句ではなく正論をいっているつもり)と理解されなかったり。
そんな時、「どう反論すればいいのか?」と悩んだことはありませんか?
反論する前に、「誤解に至ったことの発端を知りたい」「なぜそう思ったのか教えてもらいたい」「まずは事実を知ってもらいたい」と思ったことがある人は少なくないでしょう。
秘書は、職業上、上司の仕事のストレスを直接受けやすい立場にいます。
そのため、私が秘書として働いていた時にも、「もういいかげんにして」と憤りを感じたことがあります。その場をスッと立ち去り涙を流したり、深呼吸をして耐え忍んだりしたこともあるほどです。
組織を導くリーダーだからこそ、背負っている業務上のストレスは想像を絶するものだとわかっていても、自分とはまったく関係のないことで怒られることが続くと、心が萎えてしまったり、納得がいかず悶々としてしまったりするものです。
最近、理不尽なことを言われた時どうしたらいいかわからない、という人たちが増えています。
そこで、今回は様々経験をしてきた秘書の立場から「理不尽な発言をやんわりと跳ね返す方法」についてお伝えしたいと思います。