STEP2 “好き”がお金に変わった人、続々誕生
◎“好き”がお金に変わった人 1
河野絵里さん(仮名)は、数年前まで普通のOLでしたが、現在では会社を辞めて、スキューバダイビングのインストラクターとして活躍しています。
もともと、幼い頃から海が好きで、旅行に出かけるたびにダイビングを楽しんできました。
日本に限らず、海外の南の島にも毎年のように出かけて、ダイビングに費やしたお金は大きな額になっていました。
そんな河野さんに転機が訪れます。
ダイビング仲間の紹介で、夏休みの1週間、ダイビングスクールのスタッフとして手伝うことになったのです。
このとき、スクールのお客様と接している中で、ダイビングの魅力を伝えることの楽しさに開眼。
それ以来、連休や週末を使ってスクールでアルバイトをするようになりました。
そんな生活を続けているうちに、好きなダイビングを本業にすることを決意。
やがて、ダイビングインストラクターの資格を取得し、現在はインストラクターとして生計を立てています。
◎“好き”がお金に変わった人 2
名古屋で会社員をしていた鈴木信二さん(仮名)が、最もお金と時間を費やしていたのは「セミナー」です。
セミナーに参加して有名講師の話を聞いたり、交流したりするのが好きで、毎週のようにさまざまなセミナーに足を運んでいました。
その総額は数百万円。
いわゆる「セミナーオタク」だったのです。
しばらくは受講者の一人として参加するだけだったのですが、やがてセミナー好きが高じて、休日に自らセミナーを開催するようになりました。
「自分が話を聞いてみたい憧れの人を講師として呼べば、自分が知りたい話を聞けるうえに、個人的に講師とのつながりももてて一石二鳥だ」という発想だったようです。
これに味をしめた彼は結局、会社を辞めて、セミナー開催を中心とするイベント会社を起業しました。