要介護認定にかかわらず窮状を訴える

特養の入所は、「要介護3」以上と決められています。
通常はBさんの母親のように、「要介護2」では入れません。

特養は介護施設の中でも人気の高い施設です。
長期の入所が可能で、比較的費用も安く抑えられます。

その一方、施設によっては数百人待ちの場合もあり、希望してもすぐには入れないと考えている人も多いでしょう。

しかし、特養の数も少しずつ増えてきており、入所条件が「要介護3以上」に引きあげられたことから申込み者数が減って、以前よりは入りやすい地域もあります。

必要性が認められれば、「要介護3」未満であっても、Bさんのケースのように入所できる可能性があると知っておきましょう。

「介護の人手が限られている」
「仕事との両立がむずかしく、精神的にも肉体的にも限界だ」
「離職してしまうと生活が立ちゆかなくなってしまう」

など、自分のつらい状況をなるべく率直に訴えてください。